子どもが2歳~3歳になると、オムツを卒業させる「トイレトレーニング」をしなければ!と思いつつ、どのように進めればうまくいくか悩んでいませんか?
実はトイレトレーニングの難しさは「トレーニング」という言葉や「いつまでに完了しなければいけない」という大人の焦り・固定観念に問題があります。
この記事では、トイレトレーニングのあるべき姿、いつ、どのように実践すればよいかをご紹介します。
これを実践した結果、他の子より成長スピードが遅かった自分の息子2人とも、スムーズにパンツに移行できました。
記事を読み終えると、トイレトレーニングは悩まずに、しっかりパンツに移行できるでしょう。
トイレトレーニングに最適なタイミング
トイレトレーニングに最適な時期は「個人差」があります。もちろん一般的には1歳半から2歳半が良いとされていますが、これは成長曲線と同じで、平均的な時期を示しているだけです。
身長が伸びるのが早い子、遅い子がいるのと同じで、トイレトレーニングを始めるのに最適な時期は、子どもそれぞれで違います。
なぜなら、パンツに切り替わる=おしっこをコントロールできることは、子どもにとって「生理的な成長」の影響が大きいからです。
ハイハイの子に、「走れ!」といっても走れないのと同じように、あなたの子の膀胱の調整機能が発達していないときにいくら頑張ってもできないのです。
大切なのは、その子の膀胱の調整機能が一定レベルに達しているかを見極め、本人のやる気に沿って進める必要があります。
なぜなら、魔の2歳といわれるイヤイヤ期(自分の欲求を言葉で伝えられるようになる第一次反抗期)でもあり、個人差はありますが一般的には1歳半辺りから始まり、2歳頃にピークを迎えると言われています。
トイレトレーニングがイヤイヤ期と重なると、ついお母さんもついイライラして怒ってしまうと、子どもが自信を失い、さらにできず、パンツへの移行がうまくいかなくなるケースがあります。
では、実際に、どのようにして膀胱の成長確認をし、本人にやる気を出させるのかをご紹介します。
トイレトレーニングを始める時期の見極め
実際に、日本小児泌尿器科学会でも年齢とともに尿意を感じるようになり、2~3歳になると尿をまとめて出すことが「可能になる」としています。
また、医学的にも大脳の発達により、平均2歳で、おしっこを「溜めたり」「出したり」できるようになることは周知の事実となっています。
ではどのようにして大脳・膀胱の発達を確認すればよいでしょうか。
一番簡単なのは、お風呂に入るとき「おしっこ出る?」と聞いてみて、「出る!」と回答があった時、その場でさせてみましょう。おしっこが出る場合はコントロールできている証拠です。
それが複数回できるのであれば、脳と膀胱がつながった証拠です。本人の意思とは関係なく、身体の機能が発達し、トイレトレーニングを始めるスタートラインに立てたと思ってください。
もちろん、日々の生活の中で「おしっこ出る?」と聞いてみて、「出る!」と回答があったら、トイレに座らせてみてください。
出なくても構いません。繰り返していくうちに出るようになります。そこがトイレトレーニングを始める時期です。
繰り返しになりますが、この発達は、子どもによって違います。1歳半で出来るようになる子、3歳になったらできるようになる子がいますが、本人の努力ではありません。
成長のスピードは人それぞれです。
次に、どのようにして本人のやる気を出させる方法をご紹介します。
トレーニングをうまく進める方法
これは、とにかく褒めることが重要です。おしっこがでなかったときは「でなかったね~」で終わりで良いです。出たときは「すごいね!」「上手だね!」「できたね!」と褒めましょう。
しつけと違い、トイレトレーニングに関しては、出来たときには、無条件に褒めることだけを考えましょう。
子どもは褒められると嬉しくなって、また褒められるために頑張ろう、という行動をとります。
もちろん、トイレトレーニングのパンツを選んだり、できたらシールを貼ったり、ご褒美に何か買ったりという手法もあるかもしれません。
ただ、そんな目先のことより、何より子どもが成長できるタイミングで、成長を実感し、喜べる、ということが100倍重要です。
そんなときに「失敗」と思ってしまうと、失敗したくないために「イヤイヤ」だったり「パンツにしたくない」という発言につながる可能性が高くになります。
でも、ここで焦ってはいけません。おしっこがコントロールできるようになってもすぐにパンツに移行するのではなく、順を追ってステップアップしていきましょう。
オムツからパンツの移行
お風呂でおしっこを出せるようになったからと言って、すぐにオムツからパンツに切り替えるのはやめましょう。
子どもはいきなり何でもできるようにはなりません。
- 遊びに夢中
- 面倒くさい
- 間に合わなかった
- 気づいたら出てしまっていた
これらの理由で、トイレに行く前におしっこを出してしまうこともあります。
まずはオムツをしながら、出せるタイミングでトイレに行く、ということで、間に合わなかったり出てしまったときに「失敗」とならないようにしましょう。
排尿間隔を記録してみると、法則が見えてくることもあります。その時期に「おしっこ出る?」と聞いてみるのも良いでしょう。
一日を通して、オムツを1回くらい濡らすだけで、そのほかは排尿できるようになってきたら、ようやくパンツへの移行に挑戦です。
ただ、まだ焦らないでください。パンツへの移行といっても、いきなりずっとパンツではありません。
ときには「数時間のパンツ」から始めてもいいと思いますし、半日や、外出をしない日限定でパンツにしても良いでしょう。
加えて、お気に入りのパンツを買うと、子どもから「今日は○○のパンツ履く!」と言ってきます。大事なのは子どもからの意思表示です。子どもが「今日はオムツ!」と言ったら、オムツでもいいくらいです。
これらの頻度を増やしていくと、気が付けば、一日中パンツで大丈夫になっています。
そして、もし、トイレに間に合わなくても「失敗」だと思わないでください。それも一つの経験として必要なことです。親が怒った分だけパンツ移行が遅くなると思いましょう。
まとめ
- トイレトレーニングを始める最適な時期は、子どもによって違う。
- 子どもが自分の意思でおしっこを出せるようになることが、開始時期の合図。
- 初めはオムツ併用で、成功したときに、とにかく褒めること
時には保育園や幼稚園から「パンツにしてください」と言われることもあると思います。
しかし焦りは厳禁です。焦ってもできるようにはなりません。
周囲のペースに振り回されずに、あなたの子の成長過程をしっかり見極め、一時期オムツを了承してもらうなど、「子供の成長」を中心に対応していきましょう。
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