一条工務店の進化系

ロスガード90の本当のデメリットはコレ!音以上の問題点に要対策!

一条工務店は熱交換型で高性能フィルターを備えた「ロスガード90」が標準装備し、最大90%の温度交換効率の全館空調です。

でも、家の中で花粉症の症状が出るんだけど、ロスガードは本当に家の空気を綺麗にしてくれているのかな?

こんな疑問にお答えします。

結論、ロスガードはPM2.5対応フィルタを使っても、外気の汚れは取り切れていませんでした。

そのため、我が家ではSAにフィルタを設置(自己責任)し、定期的に交換しているのでご紹介します。

本記事で分かること

自宅の空気の綺麗さを確かめる方法

もし綺麗でなかった場合の対処法

ロスガード90の機能を確認する

結論からいうと、東京都内の汚れた外気はロスガードでも太刀打ちできません

ロスガードを通って外気が室内に吸気されるSA(給気口)にPM2.5フィルタを設置してみたところ、真っ黒くなりました。

ロスガード フィルター

ロスガード本体に通常フィルタ:2週間~約1ヵ月で真っ黒

ロスガード本体にPM2.5対応フィルタ:1か月でグレー、3カ月で真っ黒

そのため、我が家はSA(給気口)にPM2.5対応フィルタ(高性能フィルタを設置しています

フィルターは汚れてしまうものの、ロスガードの目的は空気のフィルターだけではないので、それ以外の機能をご紹介します。

ロスガードの性能

ロスガードは3つの機能があります。

熱交換換気機能

花粉除去率99%の高性能フィルター機能

家全体の空気を動かす機能

具体的に紹介していきます。

熱交換換気機能

ロスガードは排気と給気ともに機械による強制給排気である第1種換気システムとなっています。

ロスガードの特徴は、外気と室内の空気を交換する温度交換効率が最大90%という世界最高レベルということが特徴です。

冬は冷たい空気を室内に取り込む際に、室内の温度を利用し、暖かくして室内に取り込むような機能です。

これによって省エネにもなっています。

花粉除去率99%の高性能フィルター機能

ロスガードのフィルタは2種類(通常・PM2.5対応)あります。

PM2.5フィルターの性能は下記のとおりです。

花粉99%捕集
カビの胞子99%捕集
黄砂99%捕集
PM2.595%捕集

一方で、北海道から沖縄まで、同性能のフィルターです。各地域によって外気の汚れは大きく違います

鳥取などの黄砂の被害が多い地域や、排ガスの問題が多い東京などでも同じフィルターなので、汚れ具合は各地域によって違います。

家全体の空気を動かす機能

ロスガードは室内の空気を循環させる役割があります。

各部屋には1つずつSAが配置され、ドアの下部は空気が通るように隙間が作られています。

空気が滞留すると、モワッとしたり、ボヤ~っとしたり、なんとなく気分がすぐれないことで気づくと思います。

空気の滞留は冬に結露を生みやすくなるので、空気の循環は必要です。

フィルターのデメリット

高性能なロスガードにPM2.5対応フィルタを設置することのデメリットも理解したうえで、追加フィルターを設置するか決めましょう。

ロスガード90にPM2.5対応フィルタを設置するデメリット

ロースガード本体にPM2.5対応フィルタを設置すると、下記3つのデメリットがあります。

騒音が大きくなる

電気代がかかる

フィルターの目が細かくなると、空気が通りにくくなるので、ロスガードは出力(パワー)を上げて稼働します。

そうすると、稼働音+電気代がかかります

ロスガードを寝室に設置しすると気になりますので、可能であれば廊下などに設置するようにしましょう。

SAにフィルターを設置するデメリット

騒音・電気代を避けるためにSAにPM2.5フィルターを設置しても、下記2つのデメリットの可能性が出てきます。

給気量が減って、室内が負圧になる

空気が滞留し、結露がひどくなる

キッチンの換気扇などで排気すると、その分、外気から給気する必要がありますが、その量が足りないと、室内の空気が足りなくなります。

明らかに玄関のドアが開きにくくなったりするので、すぐに気づくはずです。

さらに、空気が動かないことで、冬は結露を起こしやすくなります

窓の近くにある空気が冷やされても動かないので、どんどん結露していく可能性があります。

SAに設置するおすすめフィルター

追加フィルターが必要であることと、そのデメリットをご紹介してきましたが、それでもきれいな空気を室内に取り込みたいということもあると思います

今まで10種類以上のフィルタを試験し、フィルターの汚れ具合をチェックした結果、オススメできるフィルターのみをご紹介します。

3M社

以前、フィルタレットという、高性能で安価で最もお勧めできる商品がありましたが、現在は廃盤になってしまいました。

その後、ようやく後継機種が発売されたのでご紹介します。

業界最大手で、性能には最も信頼がおけるメーカーです。

スターフィルター

3M社のフィルターが廃盤になってしまった時期に探し回って見つけたフィルターです。

パッケージはフィルターが丸いように見えますが、商品自体は四角く、ハサミで切るタイプです。

試験の結果、4枚重ねであれば、しっかり汚れを取り切れることを確認しています。

東洋アルミ

フィルターの素材が非常に柔らかく、フワフワです。

そのため、折りたたんで重層化しやすく、最も設置に手間がかからないタイプです。

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まとめ

ロスガードは、空気のキレイさ・騒音・電気代・結露など、様々な要因が絡み合っています。

花粉症や黄砂の時期だけでもフィルタ設置をしてみてはいかがでしょうか。

各家庭のポイントで、設置はカスタマイズ可能です。

ポイント対策
ロスガード90SA(給気口)
コスパ重視通常PM2.5対応
手軽さ重視PM2.5対応なし
空気清浄重視PM2.5対応PM2.5対応
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