一条工務店の進化系

一条工務店の悪いところ?実現できなかった後悔ポイントとは?!

注文住宅を建築する際には、「あんなこと」や「こんなこと」を実現したいと、たくさんの夢が膨らむ思いますが、上棟数が非常に多い一条工務店は、「一条ルール」があると言われるほど、注文住宅にも関わらず、実現できないことが非常に多いです。

一条ルールと言われる中には「2×6工法」によることもあり、すべてが一条工務店のせいではありませんが、今回私が一条工務店で建築するにあたり実現できなかった、いわゆる「後悔ポイント」を紹介したいと思います。

一般的に後悔ポイントは建築した後に気づくことが多いと思いますが、私の場合は設計の段階で気づいていたにもかかわらず、一条工務店内の稟議が通らず、実現ができませんでした。

これを防ぐためには、一条工務店と仮契約する前に、この事実を知っておかなければいけませんので、まだ一条工務店で契約していない方はぜひお読みいただければと思います。(2018年2月の設計時点)

スーパージオ工法(地盤改良)の施工不可

地盤調査の結果、我が家も地盤改良が必要という結果となり、一条工務店からは「ソイルセメント」が推奨されました。

我が家の土地は、昔、田んぼであり、そこに盛土をして形成された土地でしたので、5mほど下に固い地盤がありました。つまり盛土は固い地盤ではありません。

それにも関わらずソイルセメントを推奨されたことに不信感は募りました。素人の理解ですが、固い地盤の一歩手前である良好な地盤に打つソイルセメントは、盛土の我が家に適さないと考えられたためです。

現実、我が家を建てるために古民家を解体した際、うちの周りに建っているソイルセメントの家は非常に揺れたとクレームを受けています。

当然です。固い地盤でない土が揺れれば、土に刺さっているソイルセメントも揺れるからです。

出典:株式会社ビアスワークス

そんな時、見つけたのが、一般社団法人 地盤対策協議会 スーパージオ工法です。天然砕石パイル工法などがありましたが、天然砕石パイル工法も根本的にはソイルセメントと同類という理解をしました。

スーパージオ工法に興味を引かれたのは以下の点です

  • どんな土地にも施工できる
  • 液状化対策に強い
  • スーパージオ材が緩衝材の働きをし、激しい地震の揺れを緩和
  • ソイルセメントや鋼管杭と違い、建て替えの際の産業廃棄代が安い
  • リサイクル部材を使い、エコに配慮

特に地盤の弱い我が家にとっては魅力的でしたが、稟議の結果、NG。結論として我が家は小口径鋼管杭の地盤改良を実施しました。

理由は、田であったということは、水が溜まるための固い地盤が下にあるはずで、そこに鋼管杭を打つ方が地震対策に効果的と考えたためです。

施工だけでなく解体費用も見積もりを取り、トータルコストでの比較も実施しました。

前提:建築面積は約18坪(ソイルセメントの解体費用のみ、一般的な数値ですが、施工費用はもちろん、小口径鋼管杭の撤去費用も解体業者に見積もりを頂いた金額です)

工法 施工費用 解体費用
鋼管杭 約110万円 約80万円
ソイルセメント 約80万円 約200万円

セルロースファイバー・防震吊木の設置不可

セルロースファイバー

二世帯住宅である我が家は上下階の音(声と振動)の対策を十分に実施したい希望がありました。

特に2×6は、屋内と屋外の防音性が高いために室内は響きやすいこと、またその工法から1階と2階の間に空間があり、太鼓の原理で響くことが分かっていました。

一条工務店の先輩方は「グラスウール」を施工することによって空間を埋め、振動を減らす工夫をしていましたが、調べれば調べるほど振動音にはグラスウールよりもセルロースファイバーの方が有効であることが分かりました。(Hzが低いほうが重低音=振動音)

吸音性・吸湿性・防音性のどれをとってもグラスウールよりも高機能です。

必死に稟議を依頼しましたが、結果は施工NG。実際、グラスウールを施工したものの、振動音は非常に響きます。(声・音については別の対策(2世帯住宅を成功させる3つのポイントを参照)をしました)

出典:株式会社エーライフ

防震吊木

2階の床から1階天井へ梁などの構造材を通して伝達する固体音を制御するための吊木です。

枠組壁工法用もあり、我が家の省令準耐火の物件でも施工可能ということから、稟議を依頼しましたが、「フィリピン工場で一括して作っているため」という理由で却下となりました。

上下階の振動音抑制には標準施工として入れるべきだと主張しましたが、大手企業へイチ意見は通りませんでした。

出典:城東テクノ株式会社の防震吊木

巾木の交換不可

巾木とは、住宅の壁・床の間を仕切る、木製または軟質ビニル製の見切り材です。 家の構造上、経年で床と壁が歪み、クロス等が剥がれることもあり、それらを隠したり固定したりするために設置されます。

巾木は大きく分けて2種類あり、木製(柄も含む)やゴム製があり、住宅では木製、オフィスなどはゴム製を利用することが多いです。

あまり目につかない幅木ですが、部屋の印象を大きく変えますので、要チェックです。

  • 木製はホコリが溜まる
  • ゴム製はチープ

両方のいいとこを取ろうとすると、薄型の木製巾木を選びたいと考え、稟議に出しましたが、結果としてはNGでした。

まとめ

挙げてきた3点は、2×6だから実現できないのではなく、一条工務店だから採用不可になったものです。

現にwebにて他のメーカーは実現可能と記載しています(【誰も教えてくれない】2択でグッと狭まるハウス/どのハウスメーカーを選ぶ?

一条工務店は、設計前に教えてくれないかもしれないですが、やりたいことがあるのであれば、出来る限り工務店との契約前に確認しましょう

間取り設計が最終段階に差し掛かっている段階で気付いても後戻りできません。

皆様の注文住宅が私のような後悔ポイントを生まないことを願っております。