一般事務って将来性がないから心配。将来性もある一般事務職ってあるのかな?
こんな疑問にお答えします。
本記事では、一般事務の将来性と、一般事務でも安定できる就職先について、具体的に紹介しています。
事務職といっても少し目線を変えるだけで非常に安定した仕事をすることができるので、ぜひご一読ください。
本記事の信頼性
一般事務の将来性
一般事務の将来性は、結論から言うと非常に厳しいと言わざるを得ません。
一般事務職の将来性が厳しい理由は下記のとおりです。
AIなどのIT化が進み、ニーズが減る
テレワークが急速に進み、電話やコピー、印刷、受付業務がなくなる
候補者が多く競争率が高い
一方で、上記の状況にも関わらず、これからも一般事務のニーズが続く業界もあるので、具体的に紹介します。
一般事務職の仕事
郵便対応、電話対応、受付、コピー、お茶出し、資料作成補助
事務職が選ぶべき将来性のある業界
一般事務でも将来性がある安定した業界を3つ紹介します。
福祉業界
業界団体
医療業界
労働人口減少が確実の中、IT化が進んだとしても絶対にニーズがなくならないのが上記の3つです。
理由をご紹介します。
福祉業界
絶対にニーズがなくならないのが福祉業界です。
高齢・介護・保育・養護・障碍
法律で指定された組織は、基本、倒産がありません。
民間企業の参入も増えましたが、国・地方自治体からの補助金等によって成り立っているので、安定性は抜群です。
さらに、実は福祉業界のIT化は非常に遅れています。
もちろんパソコンの作業はありますが、AIやRPAといった最先端のIT技術導入は一般企業より確実に遅れています。
つまり、将来的にも一般事務のニーズはまだまだ続く分野です。
福祉業界は、社会のニーズ×一般事務のニーズにより、今後も継続的に事務職も必要とされる業界です。
業界団体
各企業は他社と競合していますが、一方で、自社だけではなく業界の活性化のために協力しています。
例えば、旅行業界であれば、JTBやHISは競合でありながら、多くの人に旅行に興味を持ってもらうことは利益が一致しているので、旅行業界の需要を増やそうと協力もしているわけです。
旅行業界の業界団体
一般社団法人日本旅行業協会
一般社団法人全国旅行業協会
このように保育業界や建設業界、銀行業界などの様々な各業界団体は、各企業が会費を払って成り立っているので、かなり安定しています。
逆に安定しているからこそ斬新な制度や最先端のIT化がないというデメリットがあることも理解しておきましょう。
医療業界
10年後も確実に必要とされる仕事の一つが高齢者に関わる仕事です。
パーソル総合研究所では、約10年後(2030年)は、必要とされる労働者に対し、人手は644万人不足すると試算していますが、業界別に状況が違うとも予測しています。
人手不足だと予想される1位のサービス業に次いで2位は医療・福祉分野となっています。
サービス業はセルフサービスにすることで人手不足に対応することはできますが、医療・福祉は人が対応しなければいけません。
医療事務や社会福祉法人会計という事務があるように、実は、医療・福祉現場の会計や仕組みは非常に特殊です。
医療・福祉分野で経験を積んでおくことは、もし子育てが終わった後に復帰したい、というときにも役立つでしょう。
必ず役に立つ事務職の資格・スキル
一般事務は特殊なスキルが無くても就くことができ、事務職のキャリアをスタートさせるにはとても良い選択肢です。
一方で特殊スキルが付かず、将来性が心配になると思います。
解決方法はどんな職場でも役に立つスキルを身に着けることです。
具体的に紹介します。
経理スキル
事務職にとって、必要不可欠なスキルはお金に関するバランス感覚です。
医療事務でも簿記スキルは必要
福祉施設でも事務は簿記スキルが必要
仕訳や決算ができる必要はありませんが、どんな業務にもコスト感覚が必要になってきます。
人事:人件費、採用コスト、社会保険、育休手当
総務:備品購入、慶弔手配、郵便管理
経理:費用対効果のバランス感覚
費用対効果のバランス感覚を身に着けるためには簿記3級が最もリーズナブルですが、ゼロから簿記3級の勉強は非常に難しいです。
筆者は「7日で受かる簿記3級」というテキストは3日目で挫折しましたが、3級取得後は2級を独学で取得しました。
基礎が大事なので、簿記3級はテキスト・参考書ではなく、言葉での説明が理解しやすいです。
簿記3級のオンライン講座は4,000円くらいですが、就職活動のアドバンテージを考えるとすぐに元がとれます。
参考書を3,000円とかで買って捨てるよりは100倍マシかと。
ITスキル
事務職にとって必要なITスキルを身につけましょう。
実は、事務職がITスキルを勉強していると、選考でかなり有利になります。
理由は下記のとおりです。
事務を効率的に出来るだろうと評価される
勉強意欲があるので、努力する性格だと評価される
セキュリティに関する意識も持っていそうだと評価される
実は資格の取得、勉強をしていることを伝えるだけでもかなり有利になります。
選考は、資格取得だけでなく、そのプロセスも評価対象になるためです。
オススメは、初心者向け+国家資格でもあるITパスポートです。
内容は広く浅く、参考書1冊読めば、1週間程度で国家資格を合格できるような試験です。
資格取得はオンライン講座が続けられる
資格の取得は2つのポイントで選考に有利です。
取得したことによる知識の評価
取得するための勉強や努力の過程を評価
つまり、もし取得していなくても、勉強中であることを伝えるだけで選考に有利になります。
ご紹介した2つの資格(簿記3級・ITパスポート)の効率的な勉強方法はこちらです。
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