子育て

乳児の便秘は早期対処が重要!

長い妊婦期間を終え、ようやく待望の赤ちゃんが生まれたら、あっという間に退院となります。

医師や看護師が近くにいないと些細なことでも心配になると思いますが、特にこんな悩みはありませんか?

  • おっぱいを吸えない
  • 泣き止まない
  • 便秘になる

それぞ対策はありますが、今回は乳児の「便秘」について、解消方法をご紹介します。

便秘は溜め込まないことが重要です。

ポイントを抑えて対策をとることで、幼児になるころには自分の意志で排便だ出来るようになりますので、ぜひ参考にしてみてください。

乳児の便秘は早期対応

乳児の時期は便秘のを早期対応が重要です。なぜなら溜まると出にくくなり、出にくくなると対処が難しくなるからです。

考え方としては、乳児の時期は「自分で出せること」よりも「溜めずに出すこと」を重視しましょう。

大切なのは水分量(ミルクの量)です。平均的に足りていても、相当グズっていると、ミルクの量が足りない場合もあります。

基本、乳児は毎日排便するものです。2日排便がなかったら、ノの字マッサージや綿棒浣腸をしてでも排便する必要があります。

成長とともに自分で排泄できるようになる

定期的に排便することで、成長に伴い自然と自分で出せるように身体機能が発達します。

一般的に目安は以下の通りです。

  • 2歳6か月~3歳 便意を予告する
  • 3歳6か月~4歳 自分で排尿・排便ができる

乳児に関しては脳と腸が連動していないので、便秘=ミルクの量が足りないorなんらかの病気を疑うところから始まりますが、小児の95%において、便秘は次のような原因で起こります。

  • 食事面(水分や繊維(果物、野菜、全粒粉に含まれる繊維など)が少ない)
  • 行動面(ストレス(兄弟の誕生に対する嫉妬、トイレトレーニングへの抵抗等))

残りの約5%では、体の病気が考えられます。(ヒルシュスプルング病(消化管の蠕動(ぜんどう)の役割を果たすために必要な神経細胞が、肛門から連続して欠如するために、その範囲の消化管の運動がおこらず、腸閉塞をきたす病気)は5,000出生に対し1人の割合)

乳児の場合は、行動面のストレスではなく「食事面」が原因の可能性が極めて高いです。

(参考:小児の便秘)

便秘になる3つのタイミング

小児で便秘を発症しやすい時期は、大きく3つと言われています。

  • 乳児における食事(離乳食)の移行期
  • 幼児におけるトイレットトレーニング
  • 通学の開始

小児診療ガイドラインによると、排便の頻度は1歳までは平均2回/日とされているので、2日でないというのは通常ではないと考えるべきです。

排便の平均回数

年齢排便回数(/週)排便回数(/日)
0~3 か月母乳栄養児5~402.9
人工乳栄養児5~282.0
6~12 か月 5~281.8
1~3 歳4~211.4
3 歳以上
3~14
1.0

ミルクの平均量

新生児~1歳まで、月齢ごとのミルクの量と飲ませる回数の目安をご紹介します。お腹いっぱいになったら飲むのをやめるとかいう記事もありますが、上げれば上げるだけ飲むときもあります。

泣き止むからと言って飲ませすぎると肥満につながるため、ミルクに頼りすぎないことも重要です。

退院~生後2週間1回の授乳で80ml、1日7・8回程度
生後2週間?生後1ヶ月1回の授乳で100~120ml、1日6回程度
生後1ヶ月~生後2ヶ月1回の授乳で140ml、1日6回程度
生後2ヶ月~生後3ヶ月1回の授乳で160ml、1日6回程度
生後3ヶ月~生後4ヶ月1回の授乳で200ml、1日5回程度
生後4ヶ月~生後5ヶ月1回の授乳で200ml~220ml、1日5回程度

便秘かな?と思ったら…

警戒すべき徴候を見逃してはいけません。5%だから大丈夫だと思って放置していたら病気だったということは一番避けるべきことです。

  • 出生後24~48時間のうちに排便がない
  • 体重減少または発育不良
  • 食欲の低下
  • 血便
  • 発熱
  • 嘔吐
  • 腹部の膨隆
  • 腹痛(腹痛を伝えることができる、年長の小児の場合)
  • 乳児では、筋肉の緊張の消失(ぐったりしている、あるいは力が入らないようにみえる)と吸う力の減弱

とにかくまず始めは自分だけで判断さず、2日連続で排便ができなかったら、電話でもいいので医師や助産師に電話をして聞いてみましょう。

医療の力で排泄

通院するとアドバイスがもらえます。乳児用の浣腸が処方されるか、綿棒マッサージするように指示されます。

乳児の浣腸はとても簡単で、ワセリンを塗って肛門に入れるとヒュッと入ります。ワセリンの力が大きいです。

自力で出すことと浣腸をする中間にあるのが綿棒浣腸です。綿棒で肛門の中(大腸を刺激したり、綿棒で少し肛門を開いてあげることで排便を促します。

補助という位置づけなので自分で排便する力もつくので良いと思いますが、これにはコツがあります。ワセリンをチョンチョンと塗って肛門辺りをちょこちょこ刺激しても出ません。

綿棒にワセリンを塗って、2センチ程度いれてグリグリしていると、ニョキニョキっと出てきますよ♪ワセリンを忘れないように!!

<まとめ>

ここまで記載してきたことをまとめますと、以下の通りです。

  • 乳児は通常2回/日の排便をする
  • ミルク量は意識的に適量にする
  • 2日連続排便がなかったら、通院する。
  • 結果的に綿棒浣腸座薬浣腸をする
  • 溜め込まないことを継続すると、幼児になった時に自分で排便できるようになる

筆者の子も産院から退院直後に便秘になり、数年かけて対応してきましたが、年長のころには毎日お風呂の前に「トイレ行ってくる」といって、自らの意志で自由自在になっている様子は羨ましくもありました。

必ずできるようになりますので、まずは「今を大切に、排便する」を実践してみましょう♪