洗面台は浴室前でしょ?浴室以外の配置は想像できない…
洗面台はどこに配置するのが良いんだろう?
こんな疑問にお答えします。
賃貸でも分譲住宅でもよくある浴室の手前は「脱衣所兼洗面所」は、実は非常に使い勝手が悪いんです。
本記事で分かること
最適な洗面動線
洗面台の設置場所
使い勝手を良くする工夫
洗面所の置き場所は動線で決める
結論からお伝えすると、洗面は帰宅動線+就寝動線上への配置がベストです。
具体的にはLDKの入り口の外or中となります。
帰宅動線だけでなく就寝動線も配慮する
動線の種類は大きく2つに分けられます。
- 生活動線
- 家事動線
これをさらに細分化します。
生活動線 | 帰宅動線 |
就寝動線 | |
食事動線 | |
入浴動線 | |
トイレ動線 | |
くつろぎ動線 | |
来客動線 | |
子ども動線 | |
家事動線 | 洗濯動線(洗う・干す・乾かす) |
料理動線(収納・料理・片づけ) | |
掃除動線(掃除機の場所) | |
ごみ捨て動線 |
入浴動線を考えると、洗濯機は浴室前に置く必要があります。
脱いだら入れて洗うという流れになるためです。
しかし、入浴動線と洗面動線は重ならないのです。
洗面所を利用するときの動線を考える
入浴前後に洗面台は利用しません。
洗面台を利用する主なシーンは4つほどあります。
- 朝起きて顔を洗う、歯を磨く
- 帰宅した時、手を洗う
- 寝る前に歯を磨く
- トイレの後に手を洗う
つまり、メインでは起きた直後・寝る前と帰ってきたときです。

この配置のメリットは下記の点です。
独立脱衣所ができるので、家族が入浴中でも洗面台が使える
回遊動線になることで、洗面で渋滞する場所を減らす
LDKとトイレの動線上に洗面があることで、来客用の独立洗面台が不要
子どもの帰宅時の手洗いに最適
では、洗面がLDKの近くにあるデメリットを紹介します。
洗面が廊下にあることのデメリットは?
通路に洗面台があったらフローリングが濡れて、拭くのが遅れると、将来的に腐ってしまう可能性があります。
実際に我が家でも子どもが手洗いするとビシャビシャです。
そこでオススメしたいのがフロアコーティングです。
クッションフロアとフローリングの違いは下記のとおりです。
クッションフロアの方が腐りやすい
クッションフロアの施工は巾木との継ぎ目の施工が雑になりがち
フローリングだと段差もなく、掃除も快適
フロアコーディングを実施した結果、フローリングが濡れて変色をする、腐る等の事象は起きていません。
洗面台の周囲をフローリング+フロアコーディングしたことは正解だと思っています。
間取り例
我が家は上でご紹介した間取りと、下の間取りで悩みました。
下の間取りは、子どもが小学生までに有効なパターンです。

小学生の時期は少ないのだから、生活動線を優先させる場合は、洗面台は全ての動線上への配置があります。
まとめ
洗面台は動線を考えて配置しましょう。
洗面台は帰宅動線上と就寝動線上にあるのが便利です。
家は性能
間取りは動線
外構は水はけ
入居後、どれだけ快適な生活ができるかは、後悔ポイントの把握から始まります。
後悔ポイントは、設計時のシミュレーション・アイデアで回避できるので、下記も参考にしてみてはいかがでしょうか。

