一条工務店の進化系

全館冷房の電気代は?冷房と再熱除湿の差額(i-smart)を公開!

エアコン1台を24時間つけっぱなしにする全館冷房は、蓄熱をコントロールし、エアコンの初期動作負荷を軽減するとはいえ、どのくらいの電気代になるか不安ではないでしょうか?

我が家は5地域・6地域(※)にあたる東京(23区)の2世帯住宅で実践した全館冷房における再熱除湿と「冷房」の電気代の違いをご紹介します。(※住宅・建築物の省エネルギー基準を達成するために設定された区分)

我が家の電気代を参考にすると、一条工務店の家に入居後、どのくらいの電気代がかかるか想定できると思います。

冷房は28℃設定」神話から抜け出そうとしているあなたの背中を押せる内容となっておりますので、ぜひご一読ください。

冷房と再熱除湿の電気代

スペック

我が家は完全分離型の2世帯住宅となっており、エアコンも1階と2階・3階で1台ずつ利用しています。

区分 フロア 広さ エアコン(※)
親世帯 1階 約60㎡ 2.5kw
子世帯 2階 約60㎡ 2.8kw(3階設置)
3階 約40㎡

(※)日立のしろくまシリーズの再熱除湿付きのエアコン

<東京の気温>

2019年7月の東京は暑くならない梅雨だったので、初めての全館冷房としては難しい年だったのではないかと思います。

加えて8月は平年より少し暑いという夏でした。

2019年平均気温 過去5年の平均気温
6月 21.8℃ 22.5℃ -0.7℃
7月 24.1℃ 26.8℃ -2.7℃
8月 28.4℃ 27.2℃ +1.2℃

その結果、電気使用量がどうなったのかをご紹介します。

<電気代>

  • 親世帯:6月~7月は再熱除湿で全館冷房、8月は冷房で全館冷房
  • 子世帯:冷房で全館冷房

以下の数値を見る際には2点、注意点があります。

  • 電気使用量は、実際に使った電気量(太陽光発電自己消費買電」)です。
  • 両世帯とも給湯器はエコジョーズを利用しているため(≠オール電化)、別途、ガス代が発生
2019年 電気料(@28円、月額) 電気使用量(kwh)
親世帯(60㎡) 子世帯(100㎡) 親世帯(60㎡) 子世帯(100㎡)
6月 11,200円 13,200円 400 470
7月分 14,000円 16,000円 500 570
8月分 15,000円 17,000円 530 620

<1日あたりの電気料金に換算>

再熱除湿と冷房の電気量の差異を見るために算出しました。食洗器などの電気量も含むため、純粋にエアコンだけの料金ではありません。1日の電気料金です。改めて、ガス給湯器を利用しています。

想定通り、再熱除湿の方が電気代が高いですが、「寒くなる」リスクを考えると、お金で解決できると思うと安いとも考えられます

2019年 1日当たりの電気料金
親世帯(60㎡) 子世帯(100㎡)
6月分 370円/日(再※) 440円/日
7月分 450円/日(再※) 520円/日
8月分 480円/日 550円/日

※再熱除湿の略

㎡当たりの単価差を見ても良いですし、再熱除湿と冷房の差を見ても良いのです。

外気温や家の広さにも影響を受けるので、各世帯1日当たり500円程度(夏は15,000円)かかりますが、太陽光発電を6~7kw搭載していれば、1世帯分は売電=買電となり、ほぼ相殺されると思われます。

再熱除湿の電気代

1階 親世帯(60㎡)は、4つの区分に分かれます。

  • 玄関
  • リビング
  • 寝室
  • 洗面脱衣所(浴室)

→サーモオフのリスクを下げるため、玄関にエアコンを設置しました。

冷房の強さ

梅雨の時期、除湿をし続けるために冷房23℃設定+吸気口にフィルタを設置しましたが、リビングまですぐに冷えてしまい、冷え性の母(60代)にとっては寒くなってしまいました。

そのため、再熱除湿にしたところ、適温・適湿となり、再熱除湿機能の重要さを改めて再認識しました。

もし再熱除湿の機能がなければ、我が家の全館冷房は中止となっていたはずです。

一方、購入した容量は2.5kwでしたが、2.2kwが正解でした。薄々気づいていましたが、着手承諾の後だったので、そのままにしたのが良くなかったです。

健康はプライスレス

親世帯は、透析している逆流性食道炎を患っており、寒くなると症状が悪化するので、全館冷房に再熱除湿は必須でした。

一方、も障害を持っていますが、暑がりで常に薄着ですが、母の体調に合わせた室温・湿度管理を実施しました。

そのため、春の床暖房を切ったのは5月となり、再熱除湿を開始したのも6月に入ってから、そして2019年7月はとても寒かったので、全館冷房に切り替えたのは梅雨が明けた7月下旬です。

親世帯(60㎡)の電気使用>

2019年 電気使用量(kwh) 電気料 備考
4月 230 約7,000円
5月 230 約7,000円
6月 400 約11,000円 再熱除湿開始
7月 500 約14,000円 下旬に冷房へ切り替え
8月 530 約15,000円

再熱除湿のおかげもあってか、一条工務店に入居後、母の「逆流性食道炎」の症状が極めて良好になりました

0にはなりませんが、明らかに症状が減ったことは、高気密高断熱住宅の良さでもあり、一条工務店に引っ越してきてよかったと思える最大の効果だとも思います。

冷房の電気代

子世帯は太陽光発電システムと連動しているため、発生消費電力と支払消費電力が違うため、少し細かくご紹介します。

利用しているエアコンは、3階への階段を登りきった場所に設置した日立2.8kwです。

<もし太陽光発電システムがなかった場合の電気量(約100㎡の全館冷房)

2019年 自己消費(kwh) 買電(kwh) 消費電力(kwh) 備考
(A) (B) (C=A+B)
5月 210 250 460 床暖あり
6月 210 260 470 冷房+再熱
7月 240 340 570 冷房のみ
8月 270 350 620  

買電(B)は我が家が電気会社へ支払う電気量、消費電力(C)は太陽光発電を導入しなかった場合の総消費電気量です。

これに@28円/kwhすると、8月は620kwh×28=約17,000円/月の電気料金かかる(@東京、2019年8月)と考えられます。

次に<太陽光発電(我が家は6.7kW)があると、実際どのくらいの電気料金を支払うの?>という疑問にお答えします。

2019年 想定電気料 支払電気料 売電料金 備考
(C×@28円) (B×@28円) @26円
5月 12,900 7,000 20,000 床暖あり
6月 13,200 7,300 13,000 冷房+再熱
7月 16,000 9,500 9,000 冷房のみ
8月 17,000 9,800 13,000  

例えば、8月を例に説明すると…

17,000円 太陽光発電がなかったらかかっていた電気料
 9,800円 太陽光発電でまかなえずに購入した電気料
 7,200円(17,000円ー9,800円) 買わないで済んだ電気
13,000円 使い切れずに売れた電気料
 3,200円(13,000円-9,800円) 電気量の収益

今年は発電量が少なすぎる気がしますが、コレがしっかり発電してくれれば、夏は太陽光パネルは6.7kWで十分だということが分かります。

まとめ

外が35度の夏であっても室温25℃・湿度45%を維持するコストは、以下の通りとなっています。

2019年 電気使用量(kwh)(※1)(※2) 電気料(@28円)
親世帯(60㎡) 子世帯(100㎡) 親世帯(60㎡) 子世帯(100㎡)
7月分 500 570 14,000 16,000
8月分
530 620 15,000円 17,000円

この快適な空間によって、逆流性食道炎の体調不良を患っていた母の症状が明らかに改善し、孫と遊んだり、遊ぶために体力を維持しようと自ら積極的に散歩に行く姿を見ると一条工務店を選んでよかったと心から思えます

今年のように寒い梅雨などは、コストよりは「健康」を意識し、冷房と再熱除湿をうまく切り替えながら快適空間を作るように心がけましょう。

暑い夏、暑さに体を慣れさせるより、夜にしっかり睡眠をとり、体調を回復させる方が100倍重要です。