読書が良い事は分かっているけど、子どもはなかなか本を読んでくれない
読書は大人になってからも役に立つし、子どもに読書を習慣づけたい
こんな疑問にお答えします。
読書と聞くと、ほとんどの人は「しないよりはしたほうが良い」とわかっているものの、継続できる人は少ないかもしれません。
読書は子どもの頃から習慣づけることが最も効果的です。
本記事では、読書にはどんな効果があるのか、子どもが自発的に読書をするために、どんな環境を作ればいいのかをご紹介します。
本棚はリビングに置くことが重要
リビング階段、リビング学習、リビング収納…などなど、リビングは生活の中心にあり、1日のうちで最も滞在時間が長い場所です。
家族が最も接するリビングに本棚を置く効果は下記のとおりです。
子どもが安心して絵本に集中できる
自分で本を選びやすい
大人も読書の習慣が付く
では具体的に紹介していきましょう。
我が家のリビング本棚の場所
子どもが安心して絵本に集中できる
リビング学習と同様、大人のそばで学ぶ・遊ぶということは、小さい子どもにとっては安心感につながります。
この安心感が集中力に繋がり、読書の効果が最も高くなります。
ただ、近すぎると声をかけてしまったり、音が気になったりと、逆に集中できないこともあります。
一定の距離を置いた場所で読書するように絵本棚を設置しましょう。
自分で本を選びやすい
本棚がリビングにあることで、自分で絵本を選べる環境が重要です。
これによって自ら選ぶという習慣が身につきます。
ドイツの中学生対象の調査では、自発的に読んだ場合はテストの点が上がり、そうでない場合は下がったというほうこくがあるくらいです。
読まされているのではなく、自分で興味を持って読むので、内容も頭に入りやすく、成長に繋がります。
大人も読書の習慣が付く
リビングに本棚を置いただけで、子どもに読書の習慣が付くとは限りません。
そんな時は大人が読書をしましょう。大人が読んでいれば子供は真似します。
厚生労働省が行なった「第8回21世紀出生児縦断調査結果の概況」の調査結果によると、親の読書量が多い家は、子どもも児童書や絵本などをたくさん読んでいるそうです。
読書は大人にとってもメリットがあることなので、一石二鳥だと思ってトライしてみてはいかがでしょうか。
読書が習慣づくと身につくコト
読書のもたらす様々な効果を、子供と大人に分けて出紹介します。
読書は子どもにとって最高の遊び
子どもにとってプラスになるのは下記のとおりです。
脳が活性化する
語彙力・読解力・文章力が上がる
創造力が磨かれる
考える習慣が身につく
脳が活性化する
脳科学的にも活性化が実証されています。
さらに、医学博士の川島教授が2003年に発表した「「音読」すれば頭がよくなる 一日二〇分!能力はここまでアップする」では、音読も脳を活性化させ、学習効果を2~3割向上させることが期待できるのだそうです。
語彙力・読解力・文章力が上がる
さらに、国際学習到達度調査(PISA)において、日本の読解力の順位は、2012年で4位、2018年調査では15位と急落している状況です。
そんな中、文部科学省の全国学力・学習状況調査で、「読書が好き」と答えた子どもほど、国語と算数のテストでの得点が高くなる、ということがわかっています。
創造力が磨かれる
幼児期から小学時代にかけての読書(絵本を含む)は、自由な想像力や空想力を育みます。
大人になってからも可能ですが、臨界期といって、成長に最も適した時期があるので、子どものうちに絵本などの空想の世界に浸ることは非常に有意義です。
読書をすることによるデメリット
読書をすることで唯一挙げられるデメリットは視力低下です。
暗いからダメなのではなく、暗いから目を近づけてしまい、長時間近くで見続ける状態になってしまうため目が悪くなります。
一方で、明るければ良いというわけでもありません。
読書は、色温度、明るさ、光源の種類、多重影対策などの高機能照明が最適です。
読書は大人になってから役に立つ
読書は子どもだけでなく大人にもメリットがあります。
下記は根拠があるメリットですが、重要なことは、大人になった時に読書が習慣になっていること、です。
世の中の情勢を掴める・教養が磨かれる
多面的に物事を見られる・視野が広がる
他の方の成功や失敗を追体験できる
知識や話題が豊富になる
ストレスが解消される
仕事や日常のヒントをもらえる
可能な限り子供と一緒に読書することをオススメしますが、どうしても時間がない、ということもあると思います。
そんなときは、読書は音声で聞くだけでもOKです。
Amazonのオーディブルでは、子ども向けのお話もたくさんあります。
30日間無料(1冊無料)なので、上記であれば1つで何冊分もの価値があります。
音声で話を聞くと、文字を目で追わないので、創造力が強く働きます。
Amazonなので、登録も退会も簡単です。
しかも、無料体験中に無料で購入した本は、退会後もずっと聞けます。
まず、試してみてはいかがでしょうか。
リビングに置く絵本棚を選ぶポイント
リビングに置く絵本棚を選ぶポイントは下記のとおりです。
様々なサイズを収納できること
大容量であること
移動可能であること
具体的にご紹介していきます。
様々なサイズを収納できる
子どもから大人までの本となると、様々なサイズの本があります。
持ち運びに便利なミニサイズ
小学生で読み始める文字中心のB5サイズ
図鑑などのA4サイズ
実物大を売りにした特大サイズ(パズルのサイズ)
我が家にある特大の絵本で高さは約40㎝(ほんとのおおきさ動物園)でした。棚板の可動範囲を確認しておきましょう。
大容量であること
本の表紙を正面に見えるように置けるブックシェルフ型の絵本棚もあります。
結論、下記の理由から、長く使うならブックシェルフは不要です。
収納力が格段に落ちる
背表紙で本を選べない月例は短い
背表紙で本が分からない月例では自分で本を選べない
自分の読みたい絵本が出てくる年齢は、背表紙だけで読みたい絵本がどれかが分かっています。
他サイトの読書量の多い家の本棚を見てみてください。ブックシェルフ型は少数派であることが分かります。
移動可能であること
リビング本棚にする場合、置く場所の選択肢があります。
設置してみたものの、下記の状況も考えられます。
親と近すぎて話してしまう
窓際で暑い(寒い)
照明が遠く、暗い
季節・年齢によっても最適な場所は変わることもあるので、移動が簡単なキャスター付きが便利です。
おすすめのリビング絵本棚
リビングに置くことで大人も子どもも活用できる絵本棚をご紹介します。
【Limpio】リンピオ キャスター付1cmピッチ絵本棚
だるまさんから時の迷路やパズルまで、小型から大型までたっぷりの収納力。キャスタ―付きで移動も楽々です。
【BELLE MAISON】ベルメゾン-1cmピッチ絵本本棚
キャスター付きではないものの、図鑑や大型絵本から文庫本まで、無駄なく大量に収まります
【ワイエムワールド】本棚 オープンシェルフ
スタイリッシュなオープンシェルフで、大人にとってもオシャレな本棚です。ディスプレイシェルフとしても使えるます
読書をする環境を作る
絵本棚をリビングに置くことの効果や、オススメの絵本棚を紹介してきましたが、さらに読書を習慣化するポイントを押さえておきましょう。
読書をするスペース
子どもの集中は安心感を土台に生まれます。
読書をする場所を作ることで集中力を高めることができるのです。
大人はオフィスに行けば仕事モードになり、子どもは公園に行けば遊ぶモードになります。
家具などで仕切る必要はありません。クッションマットでエリアが分かるようにするだけでOKです。
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読書をする時間
読書を継続するのは、自発性と習慣性がポイントです。
- 自発性:自ら読書すること
- 習慣性:いつものタイミングで読書すること
この2つに当てはまるのは下記のタイミングです。
例:寝る前の15分~30分
ポイントは、○時と決めないことです。
○時と決めることで自発性が損なわれ、他のスケジュールがあれば実施できないケースも出来てしまいます。
ルールに縛られすぎると義務感で継続ができなくなります。
例えば下記のような決め方もあります。
- 宿題終了後
- 夕食後
- 入浴後
見通しをもって自分の習慣にできる設定をしましょう。