健康にとって腸活が重要であることは誰もが理解していると思いますが、腸に元気を取り戻す成功率は低いといえます。
30代になって「健康」に不安を感じているあなたへ、最新の研究結果をもとに、腸を元気にする方法をご紹介します。
30代も過ぎると、若さだけで乗り切ってきた元気が薄れ始め、
- 便秘
- おならが臭う
- 肌荒れ
- 疲れが翌日に取れない
- なんだかだるい
こんな症状が気になっていませんか?
私も恥ずかしい話、おならが臭うようになってからは、職場でおならができずガスが腸に溜まり、お腹が張ってさらに腸の状態が悪くなるという悪循環にハマったことがあります。
そんなあなたにお伝えしたいことは、最新の研究で提唱されている「腸のトータルケア」です。
従来からの常識を覆し、世の中に出ているサプリメントを組み合わせて効果的な腸活をご紹介します。
今すぐ答えを知りたい方は「まとめ」にGo!
腸活の種類
腸活というと「乳酸菌」「納豆菌」などのキーワードが思いつくと思いますが、これは「木を見て森を見ず」ということです。
腸活には3つの重要なアプローチがあります。
名称 | 腸内フローラとの関係 | 具体的な食品 |
プレバイオティクス | 腸内善玉菌の増殖を促し腸内フローラのバランスを整える。 | 食物繊維やオリゴ糖、牛乳やバナナ |
プロバイオティクス | 生きた菌として腸内フローラのバランスを改善して体調調節を行う。但し体外より摂取した生きた菌は腸内にて発育・定着することは困難(※)。 | ヨーグルトなどの発酵乳や乳酸菌飲料、キムチやぬか漬け |
バイオジェニックス | 腸内フローラを介さず身体に直接働きかける。腸内フローラのバランスが正常になるように働きかける。 | 乳酸菌生産物質、生理活性ペプチド、植物性ポリフェノール、カロチノイド、DHA、ビタミン |
※多種類の菌を多量に毎日摂ることが必要

つまり、皆さんが便通を良くすると思っている食物繊維、牛乳やバナナと、腸に良いと思っているヨーグルトやぬか漬けは区分が違うので、「どちらも」実践しなければいけません。
加えて、その2つでは「バイオジェニックス」の対応ができていないため、腸活には不十分だったのです。
バイオジェニックスは腸内細菌学のパイオニアである東京大学名誉教授 光岡知足氏が提唱しているにもかかわらず、光岡教授はこの3つに加え、こう解説しています。
植物性フラボノイド(ファイトケミカル)、不飽和脂肪酸のDHAやEPAなどの食品の摂取をトータルで増やしていくことが必要
つまり、腸活とは、良質の乳酸菌をとるだけでなく、いくつもの側面からアプローチし、トータルで対応しないといけないのです。
ただ、そんなに漠然と「トータルで頑張れ」と言われても、何をどうすればよいかわからないですよね。
続いて、3つの区分+@を実践するにあたって、より効率的に腸活をする方法をご紹介しましょう。
腸活において最も重要なこと
腸内のバランスが重要
腸内フローラには、「
加えて腸活は「継続」が重要です。サプリメントを摂取し、体調が良くなったからサプリメントをやめると腸活前の状態に戻る可能性があります。
なぜなら冒頭に紹介したとおり、プロバイオティクス(乳酸菌)は腸に定着するわけではないため、自らの腸に存在する善玉菌を活性化させるために、プロバイオティクス(乳酸菌)を摂取し続けることで効果が継続するためです。
ポイントは、摂取した乳酸菌を定着させるのではなく、「腸内にいる善玉菌が、摂取した乳酸菌をエサにして、免疫反応を活性化させる」です。

乳酸菌の効果は生死を問わない
最先端の研究結果は、必ずしも一般常識と同じではありません。腸の常識もその一つです。
サプリメントの中には「生きて腸に届く」ということを売りにしている商品が多く存在しますが、実は腸に届く菌は生きていても死んでいても効果があることがわかっています。
「ヨーグルト不老長寿説」を唱えていたメチニコフも、いまから100年も前に出版した本(「The Prolongation of life」)に「加熱殺菌したブルガリア菌の入ったエサをハツカネズミに与えたところ、生きた菌を与えた場合とほとんど同じように生育した」と記録されています。
こういった科学的には誤った情報が主流であったり、本当に健康に良いものが商品化されない背景には理由があります。
- 「生きた菌が腸に届く」というと商品が売れやすい
- バイオジェニックスの商品を売ると、既に自社で売っている乳酸菌のシェアが減る
菌の量が重要
イタリアのギオンチェティという学者が、潰瘍性大腸炎の患者に1日2兆個ものプロバイオティクス(乳酸菌製剤)を摂取させることで効果が得られたという報告はあります。
実験考察として、実際には1日最低1,000億個以上の乳酸菌を摂取すれば改善が期待できるとされています、中には1日1兆個程度が望ましいという見解もあります。
光岡教授も「菌の数」が重要になってくるが、腸内細菌の総数に対し、1,000億が多いのか少ないのかは分かっていないと言っています。これからの研究テーマになるのでしょう。
乳酸菌の効果に生死は関係ないが、摂取量(菌の数)は重要な要素
人の腸の中には500~1,000兆個も細菌がいると言われています(5~10年前は100兆個と言われていました)。
つまり、一日1,000億個を摂取しても、腸内細菌の1/10,000です。実証実験として1日2兆個の摂取で効果が得られたとするならば、1兆個程度(それでも腸内の1/1,000)の摂取は必要だとも考えられます。
加えて、光岡教授は菌の種類数については、あまり言及していません。
- 摂取したら死菌で腸に届く
- 死菌で腸の免疫が活性化される
- 活性化されるときに効率のいい死菌は人それぞれ
といった具合だと考えられます。腸内にいる善玉菌が②をエサにして活性するために、摂取する菌の数が重要だとも考えられます。
それでは、ここまで紹介してきた腸活にとって重要な要素を持っているサプリメントをご紹介します。
最新理論から導かれる腸活サプリメント
低コストでチャレンジしてみたい場合
大切なのは、3区分+@を摂取し続けることです。
「3つの区分を網羅」+「菌の数(1,000億個)」をクリアしたサプリメントをご紹介します。
オススメは、種類と個数が一番多く、成分も網羅的な「乳酸菌ライフ」です。
名称 | 乳酸菌ライフ | フローラリッチ | 乳酸菌革命 | 乳酸菌サプリ |
プレバイオティクス(食物繊維やオリゴ糖) | 難消化性デキストリンやオリゴ糖 | イソマルトデキストリン | 難消化デキストリン、ガラクトオリゴ糖 | デキストリン、ぶどう糖、還元麦芽糖水飴 |
プロバイオティクス(乳酸菌) | 27種類、1,000億個/日 | 6種類 | 16種類、1,000億個/日 | 19種類、1,000億個/日 |
バイオジェニックス(乳酸菌生産物質) | 乳酸菌生産物質(大豆、乳酸菌) | 乳酸菌生産物質 | 乳酸菌生産物質粉末(大豆、乳酸菌) | 16種35株 |
1日あたりの費用 | 約100円 | 約70円 | 約50円 | 約30円 |
その他 | EC-12、gaba、高麗人参末、フコイダン | エラスチン | 乳酸菌末(EC-12) | ナノ型乳酸菌ECF |
少し頑張ってみたい場合
+@である不飽和脂肪酸のDHAやEPA(オメガ3)は、腸活サプリに含まれているケースが少ないので、ほかのサプリメントを一緒に摂取することをオススメします。
名称 | EPA含有精製魚油 | DHA含有精製魚油 | アマニ油 |
オメガ3 サプリメント | 106mg | 410mg | 82mg |
オメガ3-DHA&EPA&α-リノレン酸サプリ | 54mg | 36mg | 40mg |
また、この記事で良く出てくるキーワードの「乳酸菌生産物質」は「光英科学研究所」で作られた物質が様々なサプリメントで利用されていると推察されます。
本気で腸活したい場合
しかし、これらのサプリメントでは「1兆個/日」を摂取できません。加えて腸内で重要なの乳酸菌の中でもビフィズス菌です。「1兆個/日の乳酸菌」のサプリメントでもビフィズス菌でないケースも多く見受けられます。
そこでご紹介するのは「10兆個の乳酸菌」です。
なんと1粒3,400憶個の乳酸菌!しかも主成分がビフィズス菌!!3粒で1兆個/日!!!
本気でやるなら「10兆個の乳酸菌」+「ビファイン」or「乳酸菌ライフ」です。
まとめ
腸の研究は発展途上でまだまだ分からないことがありますが、今わかっていることをすべて網羅的に実践すれば、腸にとって少しはいいことがあると思います。
摂取する乳酸菌は死んでいても良い
効果を出したいなら1兆個/日は摂取する
成分はビフィズス菌と、乳酸菌生産物質が望ましい
これらを完璧に対応するのは以下の組み合わせの摂取です。
「10兆個の乳酸菌(7,000円/月)(※1)」+「乳酸菌ライフ」(3,000円/月)
「10兆個の乳酸菌(※1)」+「ビファイン」(2,500円/月)(乳酸菌生産物質の生みの親)(※2)
(※1)1粒3,400億個の乳酸菌×30粒=1袋2,340円/月⇒1日1兆個の乳酸菌をとるには1日3粒の摂取=1か月で3袋必要と計算
(※2)1日1粒、60粒入りで約5,000円