ランニングと自転車、どちらが効率的に痩せるんだろう…と思いませんか?
実は、自転車は人によっては痩せにくい運動になります。
なぜなら、筆者が体脂肪13%くらいから自転車通勤で毎日20km以上乗っていたにもかかわらず全く痩せなかったからです。
しかし、自転車も状況によっては非常に良いダイエット方法にもなります。
矛盾したことを言っているように見えますが、自転車ダイエットが効果的な人とそうでない人がいるのです。
この記事を読んでいただければ、あなたにあったダイエット方法は自転車なのかどうかを見極めることができます。
自転車ダイエットが効果的な人
自転車ダイエットが適した人は、ぽっちゃり系の方です。
なぜなら、ぽっちゃり系の方がいきなりランニングをすると、膝や腰を故障し、運動ができなくなるという悪循環に陥る可能性があるからです。
実際に、株式会社エイチーム プレスリリース (PR TIMES)の結果において、ダイエットの運動成功率ランキングでは、ジョギングは非常に低い成功率となっています。
そんな人に最もオススメできるのが「自転車」なのです。
自転車は風を切って走るため、涼しいので汗っかきであっても、あまり汗が気になりません。(信号待ちをしたときに汗が出てきますが)
同時に、激しく漕がなければ、膝に負担をかけることもありません。気持ちよく一定時間運動し続ける、という初心者向けのダイエット方法と言えましょう。
継続することで、例えば身長が170cm未満のあなたが80kgから70kgもしくは70kgから60kgに落としたいと思のであれば最適な運動と言えるでしょう。
自転車ダイエットが効果的でない人
しかし、実は自転車は体脂肪率10%前半から1ケタ台に落としたいあなたにはお勧めしません。
なぜなら、体脂肪率一ケタ台に落とすためには、心拍数を管理しながら運動する必要があります。体脂肪率10%前半になってくると、意図して運動をしないと体脂肪のみを燃焼しません。
しかし、自転車に乗っていて心拍を確認することは非常に危険です。絶対にやめましょう。加えて、結果として自転車に乗っていた時の心拍数を後で振り返ると、自転車は平坦な道ではあまり心拍数が上がらず、上り坂では心拍数が上がりすぎてしまい、脂肪燃焼に結びつかないのです。
つまり、心拍数管理ダイエットには全くの不向きです。心拍数管理ダイエットはスロージョギングが最も適しています。
自転車ダイエットのカロリー消費
残念なことに、自転車は思ったよりカロリーは消費しません。
巷では、ロードバイクは720kcal/h消費すると紹介していますが、これは「ロードバイクに乗り慣れた人が、1時間、ほぼ全力でこぎ続けた場合」です。
都内には信号もあるので、止まっている時間も長いです。
1時間こぎ続けるには、信号で止まる時間が20分から30分になるため、
実際は1時間半程度の時間を要します。
加えて、1時間もの間、自転車を全力でこぎ続けるには相当の練習が必要です。ぽっちゃり系の人は、そもそも従来から運動をしていなかったことに比べると、運動をすることになるので減量するだけであって、ある程度絞られた人がさらに絞るには、自転車だけでは厳しいのが現実です。
自転車ダイエットの2次効果
つまり自転車を使って無理してダイエットしても効率は良くないのですが、自転車ダイエットの良さは減量だけではありません。
風を切って気持ち良く、膝への負担が少ないことから運動を継続できることで「ストレス発散」になったり、一日のご褒美(デザート)を食べても太らない、というレベルだと思いましょう。
最後に、コタローがダイエットして腹筋を割った時には、辛い停滞期間もありました。
体脂肪率7%では腹筋は割れませんでしたが、6%になった時に腹筋が皮膚の上から見えるようになりました。
この時、7%から6%にしたのは自転車です。
7%にするくらい運動ができるようになると、ある一定の負荷をかけて筋肉量を増やす必要があります。自転車は全身運動なので、最後の追い込み、という運動には向いていると考えられます。
まとめ
これまで自転車ダイエットが向いている人、向いていない人をご紹介してきました。
- ダイエットに自転車が向いている人はぽっちゃり系
- 体脂肪率10%代前半の人には向いていない
- 体脂肪率6%へ最後の追い込みをするときには有効
ある程度ダイエットが成功したら、運動は複数の種類にしましょう。
自転車とランニングとウォーキングは使う筋肉が違います。
複数することで、違った種類の筋肉が鍛えられ、その筋肉によってカロリーを消費し、太りにくい体へとなっていくことでしょう。