一条工務店の特徴とは？性能ではなく、施主の性格が重要？！

注文住宅を建築する際、どのハウスメーカーを選ぶか悩んでいませんか？

人生で一番高い買い物なので、たくさんのハウスメーカーを見れば見るほど、各社に良いところがあり、選びきれないということはないでしょうか？

実は、このブログでご紹介する一条工務店の特徴と施主の性格をみれば、ハウスメーカー選びが一歩前進します。

なぜなら、温暖化・花粉・台風の巨大化が進む時代、人生で最も滞在時間の多い自宅では、その災難から逃れるためには高気密高断熱住宅の選択肢しかありません。

この記事では一条工務店の良い点・悪い点をご紹介し、その悪い点がメリットになるケースもご紹介します。

高気密高断熱住宅を建築できるハウスメーカーは複数ありますが、この記事を読み終えると、あなたにとって一条工務店があっているかどうかの悩みは解消しますので、ぜひご一読ください。

一条工務店の性能はピカイチ。

一条工務店の性能は他社と比較しても非常に良い数値となっております。

カタログスペック

一条工務店　i-シリーズII

• Q値：0.51W/m²・K
• C値：0.59cm²/m²
• UA値：0.28Ｗ/(㎡・K)

https://www.ichijo.co.jp/technology/element/airproof/

特徴

• 2×6のツインモノコック構造
• 外内ダブル断熱
• 防犯ツインLow-Eトリプル樹脂サッシ
• 全棟C値の気密測定の実施
• ロスガードによる全館空調
• 1階の木材は防蟻・防腐処理
• フィリピン工場で壁や窓を作ってから輸送してくることで、一定の品質担保
• 全館床暖房によるヒートショック対策
• セルフクリーニングのハイドロテクトタイルを格安で導入可

性能はピカイチであれば、誰しも一条工務店を選ぶべきでしょうか。

以下にデメリットを記載します。

良くも悪くもパッケージ商品

一条工務店の口コミを見ると「一条ルール」という間取り設計時の制限が存在していて、注文住宅なのに自由設計でないという意見を多く見かけます。

これは半分正解・半分不正解です。

2×6(ツーバイシックス工法)は、壁・床・天井に使い六面体に組み合わせる「面」で支える工法です。この工法による制限と、一条工務店が効率的に流れ作業で建築するために設定した制限があります。

前者はどのハウスメーカー・工務店でも同じ条件であり、気にするべきは後者となります(たとえば私は1階と2階の防音材にセルローズファイバーや防振吊金具の利用ができませんでしたが、これは一条工務店が設定した制限によるものです)。

パッケージ化する(カスタマイズが制限)ということは、品質が一定に保たれる・製造原価が安くなるというメリットの反面、デザインを重視したい、細部にこだわりたい方は、「パッケージ商品である」ことを十分に理解したうえで(やりたいことがあるのであれば、事前にできるかを確認したうえで)契約することを強くお勧めします。

品質が一定に保たれるということ。

最近、各社が一斉に高気密高断熱住宅の商品を出しています。アイフルホームのセシボ極などは最たる例でしょう。価格が安く、性能値が高いです。一方、中には高気密高断熱を謳っているのはZEH基準をクリアしている程度の商品もありますので、高気密高断熱というキーワードではなく数値で確かめる必要があります。

また、施主にも選択肢が広がりとても良いことですが、実績はこれからです。現場の監督・職員さんがQ値への理解をし、適切に施工し、C値の測定をし、値が高ければ低くする工夫をしなければなりません。時には施主がそれを先導しなければいけません。

ハウスメーカーが提示している性能値は施主ごとの建物によって違います。我が家の数値は以下の通りです。Q値(もしくはUA値)は理論を理解したうえでの設計が必要です。

一条工務店を選んだほうが良い施主

一条工務店は高い理論性能値を持ち、実績(販売棟数)も非常に多く、パッケージであることから、以下のような方に適していると考えられます。

他の高気密高断熱のハウスメーカーは、窓や断熱材、空気の循環にかかるシステムの選定等のために、少なからず自ら進んで勉強する必要がありますし、時には現場監督になったつもりで施工のチェック・指摘をしなければなりません。

そこまでするのは大変…という方こそ、準カスタマイズ的な一条工務店を選ぶとマッチングすると思います。