アトピー・敏感肌

アトピー性皮膚炎の原因はなに?遺伝だと思って諦めてはダメ! 

アトピーで、いつでも体が痒い…

アトピーは遺伝だから、どうしようもないかな…

こんな悩みを解決します。

アトピー性皮膚炎は原因不明の身体の湿疹です。根本解決ができないと言われています。

筆者も幼少期に喘息+アトピー性皮膚炎に罹り、40年近く苦しんできました。

しかし大人になっていろいろ勉強して、ようやく大きな解決にたどり着きました。

30年前の自分や自分の親にこの情報があったら…という思いで執筆しています。

原因不明と言われて諦めてはダメです。

アトピーの大きな要因はアレルギーにあります。あなたが何に対してアレルギーを起こすのかを知ることがスタートラインです。

本記事ではアトピー性皮膚炎の医学的知識は記載していません。神経伝達の仕組みや体の仕組みから知りたい方には向いていない情報ですのでご了承ください。

シンプルにアトピー性皮膚炎の原因究明と対策のプロセスについてご紹介します。

本記事で分かること

  • アトピー性皮膚炎の場合に必ず実践すべきコト
  • アトピー性皮膚炎の原因
  • アトピー性皮膚炎の対策

原因を突き止めることが重要

アトピーは原因が不明といわれていますが、症状を見てみると主な原因を探すことはできます

アトピー性皮膚炎は国立成育医療研究センターではこんな定義(抜粋)をしています。

アトピー性皮膚炎では、皮膚の“バリア機能”が低下していることが分かっています。そのため、外から抗原や刺激が入りやすくなっており、これらが免疫細胞と結びつき、アレルギー性の炎症を引き起こします。

つまり、皮膚は保湿でバリアし、あなたにとってのアレルゲンを体内に入れなければ良いのです。

具体的にどういうことかというと…

アドピーの人は絶対にアレルギー検査を受けるべき

医師はアレルギー検査を強制してこないので、自主的に受診しましょう。

筆者は花粉の時期(秋と春)に症状が悪化するので、アレルゲンが花粉だと思い対策をとってきましたが、客観的データはダニアレルギーがダントツでした。

パレートの法則(2:8の法則)によると、上位2割アレルゲンを絶つことで、アトピー対策の8割の対策が取れることになります。

アトピー性皮膚炎の原因とは

アトピー性皮膚炎は原因不明といわれますが、痒くなる仕組みを理解すると、大きく5つの原因と対策があることが分かります。

原因対策
皮膚バリアが弱い保湿をする
アレルギー体質アレルゲンを排除する
自律神経が弱い適切な睡眠をとる
ストレス職場や環境を変える
遺伝対処方法無し

自律神経・ストレス・遺伝については、人体の仕組み=超複雑なので、ハッキリ言って一朝一夕に対策が取れません。

できる対策はシンプルです。

  • 皮膚・肌のバリア強化=保湿
  • アレルギー反応を起こす元(アレルゲン)の排除

参照:くすりと健康の情報局

つまり、肌を保湿し、アレルゲンを入り込みにくくし、アレルゲン自体も排除すれば症状が軽減されるはずなんです。

「アトピーで夜痒くて眠れない原因は?アレルギーの対策が有効」でもご紹介しましたが、アトピー性皮膚炎の人はアレルギー体質であることが多く、ダニアレルギーやハウスダストを原因とするケースが非常に多いのです。

幼児のアトピーの仕組みも同じで、赤ちゃんの肌はモチモチだけど大人に比べて非常に薄く、アレルゲンが入り込みやすいんです。

だから、ちゃんと保湿をしてバリアを張ってあげてアレルギー反応を抑えてあげること、またその保湿の仕方が重要です。

アレルギーとの関係

アトピーとアレルギーについて、医学的には様々な見解がありますが、相関関係があることは間違いありません。

肌が弱いところをすり抜けてアレルゲンが体内に入り、一度アレルギー反応が起きてしまうと、肌でないところからアレルゲンが入ってきてもアレルギー反応が起きてしまうだけです。

  • 花粉であれば舌下免疫療法
  • 食物であれば除去
  • 化粧品の刺激が強いのであれば、刺激の弱い成分のものに変える

ではダニやハウスダストがアレルゲンだった場合、除去していますか?

食物アレルギー・化粧品は意識していると思いますが、ダニやハウスダストは根絶は無理だと諦めていませんか?

実は、ダニ・ハウスダストのアレルギーの原因の80%はダニの死骸(厚生労働省のアレルギーに関する研究事業データ)といわれています。

そして、ダニの死骸を生まないためにはダニを繁殖させないことが重要ですが、ダニは主に布団と絨毯、畳の中で繁殖します。

湿度(60%)とエサ(皮膚(垢)や髪、フケ)が繁殖を促進することも、神奈川県衛生研究所から報告されています。

つまり、ダニは繁殖させないようにすることが重要です。

殺しても死骸が乾いて、空気中に浮遊し、吸い込むことでアレルギー反応が起きます。

そのため、布団乾燥機や丸洗いは効果が低いんです。

アトピー・アレルギーの対策

これまでの情報をまとめると、3つのことが分かります。

  • アレルギー検査を受けるべき
  • ダニアレルギーの場合、寝具でダニアレルゲンを排除
  • 肌の保湿も重要

できることなら絨毯や畳をやめ、フローリングにすることでダニを中に住ませずに、掃除で排除できる環境をオススメします。

なぜなら昼間に吸い込んだアレルゲンが、夜の副交感神経によって痒みを引き起こすからです。

一方、畳まで変えることが無理なのであれば、まずは最もダニが生息している布団を、ダニ対応の寝具に変えるべきです。

もちろん、敷布団だけでなく、掛布団、枕、シーツも同時に変える必要があります。

かなりの金額がしますが、筆者はコレで、40年近く続いた夜の痒みが治まり、ぐっすり眠れるようになりました

ぜひアトピー性皮膚炎で病院を転々とされている方にお伝えしたく執筆しました。

この記事を読んで、アレルギー対応の布団を探そうと思った方には、アトピーの筆者がオススメするアレルギー対策布団3選で比較しています。

アレルギー対応の布団はたくさん種類が出ていて選ぶのが大変です。そんな時に参考にしてみてください。