間取り

【解決】子供部屋の広さは何畳?空間活用で最適な広さを解説!

子供部屋の広さってどのくらいが最適だろう…

予算の問題もあるけど、狭いとかわいそうだよね…

こんな悩みにお答えします。

子供部屋の平均的な広さは4~6畳と言われています。

  • 4畳
  • 5畳
  • 6畳

「4畳だと狭い」「最低6畳は必要」と思うかもしれませんが、部屋の活用方法をしっかりイメージしてから決めましょう。

空間は図面(平面)と立体で、大きく印象が変わってきます

本記事では、3つの視点から子ども部屋の最適な広さにアプローチしていますので、ぜひ参考にしてみてください。

子供部屋の広さを決めるポイント

子供部屋の大きさを決めるためには3つのポイントがあります。

ポイントを抑えることで平均的な子供部屋ではなく、あなたの家族にあった子供部屋にすることができるので、ぜひ一つずつチェックしていきましょう。

3つのポイント

子供部屋で実現したいこと

子供のニーズに応える

空間を利用

では具体的に紹介していきます。

子供部屋で実現したいことを決める

子供部屋の広さを決めるためには、コンセプト(実現したいこと)を整理しましょう。

コンセプトの整理は、広さを決めるポイントになります。

  1. コンセプトを整理する
  2. 子ども部屋に置く家具が決まる
  3. 必要な家具によって広さが決まる

コンセプトが決まれば、子供部屋の広さが決まります。

子供部屋のコンセプト

最近の子供部屋は狭くする傾向にあります。

具体的な理由は下記のとおりです。

子供部屋を小さくして、リビングにいる時間(家族共有)を増やす

子供部屋を使う期間は短いので広さは重視しない

子供が巣立った後の活用方法を考える

子供部屋は、50年近く住む家の6年程度(中学生~大学生)しか利用せず、その日中は留守で使わない時間が多いです。

6年/50年=家に住む期間の12%のため、プライベート空間さえあればよい、という施主が増えています。

一方で、子供部屋に求めることも変化していきます。

  • 幼少期はおもちゃ部屋
  • 兄弟がいれば共有
  • 小学生まではリビング学習
  • 思春期に入るとプライベート空間
  • 子どもが巣立った後は倉庫

そのため、コンセプトは大きく2種類あります。

  1. 変化対応:部屋を最大限に広くし、用途に応じて、間仕切りやリフォームする
  2. 一人暮らし:部屋は広めにとって、一人暮らし体験をさせたい
  3. プライベート空間のみ:部屋は狭くして、できたスペースを多目的スペースとする

コンセプトに合わせて、広いor狭いを選択しましょう。

子供部屋に何を置くのか

コンセプトが決まったら、配置する家具を決めましょう。

家具を置くスペースが部屋の必要な広さになります。

子供部屋に置く家具は下記のとおりです。

区分家具広さ
プライベート空間(3畳)寝具1.2畳
0.7畳
収納1.0畳
(追加)一人暮らし道具(+2畳)テレビ0.7畳
ゲーム
テーブル1畳

プライベート空間を確保すればいいのであれば3畳+@で足りることが分かります。

一昔前は子供部屋にテレビを置くことが前提ですが、今はテレビよりスマホの利用率の方が高いです。

高性能モバイルプロジェクター も出ているので、テレビ・壁掛け器具・スペースも不要で、どこにでも映せるので、広さの必要性は落ちています。

広い子供部屋のメリットとデメリット

メリット

広い部屋のメリットは大きく2つあります。

遊ぶスペース

収納スペース

子どもが小さい頃は人形やプラレール、おままごと、ミニ四駆やブロックなど、広げる系の遊びが多くなります。

成長して小学生になると、洋服・バッグだけでなく、習い事も増えてきます。

スイミング・ピアノ・バレー・スポーツ系のユニフォームなど、週1で使う物品も多くなります。

さらに成長すると漫画が増えたり、友達を読んで遊ぶ、ということもあるので、活用できるケースは多いです。

デメリット

広い部屋のデメリットも2つあります。

広さの分だけ物が増える

子どもたちの溜まり場になる

大人でもやってしまいがちですが、広ければ広い分だけ物が増えます。

おもちゃやぬいぐるみ、幼稚園の時の作品、着れなくなったから友人にあげようと思っている衣類など、収納があるからこそものが増えてしまいます。

さらに、子どもたちは友達と一緒に遊ぶことが好きなので、居場所になると思ったら溜まり場になるケースもあります。

自主性を育てるために広い部屋にしても、小さい頃は大人がしっかり意見を伝える必要があります。

狭い子供部屋のメリット・デメリット

メリット

狭い部屋のメリットは3つあります。

リビングでの家族交流が増す

狭い方が落ち着いたり、集中力が向上する

片付けや掃除がしやすい

小さいとかわいそうと思うかもしれませんが、20畳の部屋に机が一つあっても集中できないのと同じように、狭さはフィット感につながります。

デメリット

狭い部屋のデメリットもご紹介します。

拡張性がない

狭いので暗くなりがち

友達の部屋は広いのになぁ…なんて思うこともあるかもしれません。

子供のニーズに応えるには

子供部屋を作る意図は、子どもの希望をかなえてあげたい・窮屈な思いをさせたくないからではないでしょうか。

そこで、子どもに満足してもらうためには、何を希望しているのか考えてみましょう。

考えてみると、子どもの希望は年齢によって違うことが分かると思います。

幼少期:遊び場所

思春期:プライベートな空間

成人:実家に帰った時の寝る場所

つまり、子供部屋に完成形はなく、ニーズに応じて使えるようにしておく設計が、理想の子供部屋の設計になるのではないでしょうか。

立体空間を活用

子供部屋の広さを考えるとき、さすがに3.5畳は狭いだろう、と思うかもしれません。

そこでおすすめしたいのが、平面でなく立体で考える、ということです。

部屋狭く広く
子供部屋3.5畳6畳
子供部屋3.5畳6畳
大人の寝室6畳6畳
合計13畳18畳
5畳

部屋を小さくすることで、余ったスペースは様々な選択肢になります。

  • 予算減
  • サンルーム追加
  • ベランダ追加
  • ウォークインクローゼット追加

3.5畳

子どものプライベート空間を確保し、子どもの身体の大きさにフィットさせるには十分な広さが3.5畳です。

ベットの上の空間を活用し、建具のクローゼットを設置しないことがポイントです。

例えば以下の間取りを平面で捉えると、3.5畳は非常に狭く、収納もほぼ置けないため、現実的でないように思えます。

しかし、下記はいかがでしょう。上と全く同じ広さにもかかわらず、空間を使うことで、クローゼット並みの収納ができるので、プライベート空間は十分に確保できます

ちなみにサンライズ出雲 A寝台「シングルデラックス」は3畳程度の広さですが、その中にベッド、机と椅子、洗面台とそれ以外にフリースペースが少々あるという広さと似ています。

服も大きければ着れるから安心かというと、そうでないですよね。大切なのはフィット感です。

4畳

3.5畳に比べると、上の空間を活用しなくても収納を確保できるようになります。

荷物が少ない、モノを余り購入しない、部屋の目的が寝ること中心であれば、一人暮らしさえできてしまう広さです。

4畳はシングルベッドで部屋の半分弱が埋まります。

一方で、3.5畳と同様、立体をうまく活用できれば、棚とコーナーボード、ローテーブルを置くことも可能です。

5畳以上

5畳以上は十分に独り暮らし出来る広さです。

キッチンや洗面の必要がないので、ベッド・机・収納・テレビの配置が可能です。

平均的な子供部屋は6畳と言われますが、室内の通路部分も含めると、十分すぎる広さになります。

まとめ

いかがだったでしょうか。

3.5畳でも子供にフィットした落ち着けるプライベート空間を作れることをご紹介してきました。

一方で、間取りづくりは子供部屋以外にも考えなければいけないことがたくさんあります。

部屋の扉の向き(外開き・内開き)

耐震

他の部屋との兼ね合い(部屋の形)

窓の場所

防音の工夫

子どもが巣立った後の活用方法

これら全てを設計に盛り込むことは非常に難しいです。

理想の子供部屋を作れるのか?

では、理想の子供部屋を作るのは作れるのか?というと、答えはYESです。

その方法は…こちらのページに隠されています。

理想の子供部屋を設計するために必要なことは、引き出しの多さです。

全国600社以上の優良企業が登録していて、住宅展示場に行ったり、何度も複数の住宅会社に会わなくても、自宅で家づくりが進められるます。

限られた時間の中で、子どもにフィットする設計にするためにも、タウンライフを利用してみてはいかがでしょうか