「35歳で転職に失敗してしまった。キャリアが傷ついたし、もっと良い職場に転職なんてできない。もう人生終わりだ…。ここからどうやって這い上がればいいか教えて欲しい。」
こんな悩みにお答えします。
本記事を見れば35歳で転職に失敗しても、再起な可能であること、再起するためにやるべきことを3つご紹介します。
本記事の内容
転職に年齢は関係ないという事実
転職で失敗してしまう人の共通点
35歳・転職の攻略方法(面接通過率が3倍上がります)
35歳で転職に失敗しても再起可能な事実
- 転職先がブラック企業だった
- 人間関係が超悪かった
- 聞いていた仕事と全く違う
転職先が想定していた状況と違うと、失意のどん底ですよね。
短期離職すると転職しにくい
35歳を過ぎると転職しにくい
ネガティブな発想が頭を駆け巡ると思います。でも、この一般論は過去の常識で、今は状況が変わってきています。
具体的な数字やアンケートをもとに、転職市場を解説します。
35歳転職限界説は神話
35歳以上は転職しにくいといわれていたのは過去の話です。理由は下記の2点です。
労働人口が減り始め、転職市場は活発
年功序列からJOB型に移行
具体的に説明していきます。
転職者の平均年齢
DODAの調査によると、転職者の平均年齢は上昇傾向(2008年~2020年で3.0歳上昇)にあり、35歳以上の転職者も約30%弱が転職成功しています。
24歳以下 | 9.4% |
25~29歳 | 38.8% |
30~34歳 | 23.4% |
35歳以上 | 28.3% |
これには2点の背景があります。
コロナ禍において、即戦力採用のニーズが増えた
労働人口が減り始め、採用ターゲットの年齢層が広がっている
つまり35歳以上であっても十分転職可能です。
転職の失敗は2回までなら影響しない
単発の短期離職は大きなハンデになりません。
ブラック企業という言葉も一般的になった今、人事担当も単発の失敗は大きな問題点にしなくなってきています。
一方で、短期離職で影響するのは「繰り返している」場合です。
3年は勤めるようにと言われがちですが、その噂は正しくありません。
3年/社×4社=23歳+12年=35歳の場合、「次も3年で辞めるだろうな」と思われ、敬遠されます
つまり35歳で失敗してしまっても次の転職に影響しません。
それよりも、そこで無理をして継続し、3年後に何のスキルも身に着けないほうが大きなマイナス点になります。
働き方が変わってきている
今や年功序列の終身雇用は減り、フリーランスや副業といった新しい働き方をする人が増えています。
人生100年時代と言われ、高齢化が進み、労働人口が減るので、厚生労働省が「副業・兼業の推進に向けたガイドライン」を発表した2018年は副業解禁元年とも呼ばれています。
- 年齢は関係なく、労働のニーズがある
- 副業の推進で、転職に対する年齢意識は希薄になる
1つの企業でしか経験がないことは、逆に「その企業でしか働けない」というマイナスポイントになります。
つまり35歳以上は転職しにくい時代は終身雇用が廃れるのと同時に終わっています。
35歳の転職で失敗してしまう人の共通点
35歳以上でも転職できる状況であることはお伝えしました。
しかし、転職先が「またまたブラック企業…」とならないために、絶対に抑えておきたいポイントが3つあります。
転職したい病
今が嫌で、転職することは避けましょう。
なぜなら、転職軸が定まらないと、転職先は選べないからです。
具体的に紹介します。
ワークライフバランスをとって働きたいのに、残業80h/月で、そこそこ給料がもらえる会社に転職したら後悔しかありません。
さらに、転職は一期一会です。転職サイトで求人を探せば、すぐに相性100%の企業が見つかるわけではありません。
いろいろな企業と比較し、自分に合った転職先を見つけるには、落ち着いて検討することは必須です。
真面目でバランスが悪い型
今の会社に大きな不満があって転職したい場合も要注意です。
自責性・他責性の考え方に偏りがあると、問題点は自分にあるので、どんな職場に転職したとしても満足できません。
古い体質で、新しい提案を全然受け入れてくれない
成果を出しているのに全然評価されない
法律を100%守れていない
客観的に相手が悪い場合は別です。
しかし、どこに行っても理想の職場ではない、と思ったときには、一歩立ち止まって、自分の考えを整理してみましょう。
何のために働くかが整理できていない
転職は人生を豊かに、幸せになるためにすることです。
あなたも転職が目的で転職活動をしているわけではないはずです。
だからこそ、自分が幸せを感じるポイントをハッキリさせましょう。
- 給料
- 休日
- 人間関係
- 業種
- 職種
一方で、幸せを感じるのは、年収ではなくプライベートの充実の方が遥かに影響力が大きいといわれています。
2回連続の失敗は、次の転職がかなり厳しくなるので、詳細は後述しますが、必ず正しい手順を踏んで、転職活動をしましょう。
【現役人事が暴露】35歳の転職は攻略が簡単です
書類選考が通らない…
面接が通らない…
自分の経歴じゃ転職できないんじゃないか…
こんな悩みを解決します。
結論、転職はゲームに近いです。攻略方法が存在し、私自身も転職活動で実践して、面接はほぼ通過するようになりました。
悪用厳禁です。興味のない企業からも合格判定が出てしまうからです。
客観的事実で語る
転職活動で、情熱を熱く語るアピールはダメです。
理由は、採用した後に活躍するか分からないからです。
人事担当の目線で解説します。面接は、着任した後に活躍できるかどうかを判断する場所です。
そして、心理学的に明らかになっていることは「行動は繰り返される」とういことです。
あなたが今までに活躍をした結果、結果を出す原因となったプロセスは、どんな組織でも繰り返されます。
第二新卒なら、学生時代の経験でもOKです。
バラバラだったチームの原因は、メンバー一人一人の目標の違いにあることが分かった
ミーティングを開き、目標のステップを細かく設定し、1つずつクリアできるように可視化した
その結果、過去3年、1回戦敗退だったチームで決勝まで勝ち進むことができた
つまり、情熱で語るのではなく、事実を語ることで、面接担当者は「この候補者は自社でも同じ行動をすれば活躍できる」と判断するのです。
事前準備で合否が決まる
面接の合否は事前準備で8割方の合否が決まります。
理由は「客観的事実で語る」でも紹介した通りです。
- 準備をする
- 面接官は候補者が準備をしてきたことに気づく
- 仕事をしても準備をする人だと思う
- 準備をすると成功する確率が上がる
こんな感じで面接通過率は非常に上がります。
35歳の転職で、次は失敗しない方法を解説
紹介した「人事目線」で転職活動をすると、選考が通ってしまうので悪用厳禁です。
大切なのは転職後です。転職先では、自分が希望している働き方ができるのかどうかを見極めることが最重要です。
自分の長所を把握する
仕事は長所を生かすことが軸です。
短所を克服することを前提にするのはやめましょう。失敗の確率が上がります。
ただ、長所を見つけるのって意外と難しいです。人事をしていると、こんな場面に遭遇することが多いです。
面接で長所を答えられない
実力があるのに「自分なんて」と自信がない
長所の活かす方法が見えていない
親や友達も本音では言いにくいところなので、自分で過去を振り返ってみるところから始めましょう。
ブラック企業を見極める
転職活動ではブラック企業に応募をするのはやめましょう。
実は、ブラック企業に気づく方法があります。
筆者が人事担当であり、転職経験者であり、ブラック企業経験者であるから気づけたことがあります。
人事コンサルも知らない内容も多いので、ぜひ下記もご覧ください。
優先順位をつける
転職活動のセオリーは、あなたが希望する条件の優先順位を設定することです。
100%理想の職場に出会える可能性は高くありません。
あとで後悔しても遅いので、事前に軸を設定し、ブレないことで後悔を減らしましょう。
そうはいっても、長所を見つけ、ブラック企業を見極め、転職軸を設定するのは大変…
そんな悩みを解決するのが転職エージェントです。
人材を探している企業から収入を得て活動している転職エージェントでは、転職活動している人は費用がかかりません。
下記の理由から、転職エージェントを使い倒すことが転職成功の最短ルートです。
30代のキャリア構築に強い
転職エージェントはブラック企業を知っている
第三者として長所を見つけてくれる
転職活動は焦ったら失敗します。
あらかじめ情報収集しておくことで、条件のいい待遇に気づけるようになりますし、希望した企業の求人に気づくことができます。