キャンプ

4人家族で5,000円以内?!超初心者必見!子ども体験型キャンプ計画

子どもには、いろんなことを体験させたいと思いつつ、子育てにはお金がかかるもの。

キャンプとなると「道具をそろえなければいけない」、「どんなことをすればいいかわからない」と、敷居が高くなっていませんか?

ご近所とキャンプに行くと、ご近所さんがキャンプマニアだと接待されるだけで、「体験できないキャンプ」になってしまうこともあると思います。

また、ファミリーキャンプは子どもの地頭が良くなる!(臨機応変な対応が必要なため)と言われますが、いきなりはムリです。初めて公道で車に乗ったドライバーに、臨機応変さを求めても無理と同じです。

 

そんな中でも、考え方、やり方を整理すれば、初心者でも、例えば4人家族で5,000円以下(交通費込み!)でファミリー・デイ・キャンプが十分に楽しめます。

道具を買う必要もないので、気軽に「やってみよう」ができます。

保育園で子どもたちをキャンプに連れていっていた経験から、気軽に体験キャンプをする方法を紹介します。

  • キャンプでやりたいこと
  • 準備に必要な物と費用
  • 当日の具体的なスケジュール案

5分で読めますし、簡単で安くて頼りがいのあるパパになれますので、ご一読いただけると幸いです。

キャンプでやりたいこと

初心者で失敗するのはココです。何でもかんでも初めからやろうとします。コンロ・テント・飯ごう・薪を割るナタ・時には火おこしする縄文人の火おこしセットを買おうとしたりします。

初心者にはすべて不要です。

まず、特に初心者は、キャンプに行く「目的」を考えましょう。

「初めて」であれば、きっと、これくらいがちょうどいいと思います。

  • 子どもに自然を体験させたい
  • 自分たちでご飯を作って食べたい

朝起きて出発。キャンプ場に昼前について、米を研いで水に浸し、その間に薪に火をつけて、飯ごうでご飯を炊き、ひょっとしたらレトルトのカレーをかけて食べるだけでも格別です。

ご飯を食べたら、キャンプ場で虫取りをしたり、アスレチックがあれば体を動かし、14時~15時にキャンプ場を出発し、帰宅。まずはこれで十分ではないでしょうか。

さて、これらをスムーズに行うために必要な準備を紹介していきます。

準備(チェックリスト)

基本セットをまとめてみました。自宅にあるもの以外で追加購入するものは、全部買っても2,000円くらいではないでしょうか。

これらは、今後キャンプに行く際には必ず必要なセットになります。

基本セット チェック表

持ち物チェック
救急セット(絆創膏、虫よけ含む)・着替え
新聞紙
ライター等
ゴミ袋
軍手(大人用と子ども用)
クレンザー
サランラップ・アルミホイル
スポンジ・食器洗い用洗剤
飲み物(できればクーラーボックス)
竹串
網(100均)
キッチンペーパー、ウエットティッシュ
紙皿・紙コップ・割りばし、牛乳パック
ハサミ(外用)・ナイフ(食材用)、トング
お米・水
塩・食用油
食材(ウインナー・玉ねぎ・ジャガイモ)
(レジャーシート)

初めてのキャンプの場合、竹串とマシュマロを買っていくと、火起こしした火で「焼きマシュマロ」が食べられます。簡単に、子ども体験型の1コマを持てるので、オススメです。今回はアルミ皿にチョコレートを溶かしてみました。

もしかしたら、「テント」「コンロ」「飯ごう」は?と思うかもしれません。しかし、始めから買うにはリスクがあります(そんなにキャンプに行かない人は家の荷物が増えてしまいます)

また、初めてのキャンプで、いきなり泊まりは止めましょう。詰め込みすぎると楽しむどころか疲れますテントは初心者を卒業してからで十分です。

また、コンロや飯ごう、包丁や食器や鍋に関しては、キャンプ場で貸してくれます。衛生面が気になる方は自宅のものをもっていっても良いと思いますが、鍋に関しては借りたほうが良いです。必ず焦げて、自宅でも使えなくなります。。。

気になる費用

案内に記載した5,000円以内のうち、まだ準備材料で2,000円、食材で1,000円~1,500円しか使っていません。交通費を考えるとネックになるのは、ずばりキャンプ場のレンタル代です。これは探せば探すほど高い。残金3,000円のところはそう見つかりませんが、穴場があります。

それは THE 青少年センター

各地域にあるはずです。探してみてください。青少年センターとは、青少年の健全な育成を目的に野外活動などをする場として、自治体が運営していることが多く、日帰り(野外炊事場だけ)であれば、なんと「無料」であることが多いです。

しかも、コンロや飯ごうも無料レンタルという場合もあります。さすがに薪は有料のはずです。(100円とかのレベル)

つまり、残りの代金は移動代(車や電車)です。移動も含めて、家族で日帰りキャンプが5,000円以内で出来てしまうのです。

申し訳ないですが、有料の高いキャンプ場に行く気にはなれません(有料の方が綺麗なのは確かです)

では、ご飯を作って遊んで帰ってくる中で、パパが輝くタイミングを紹介しましょう。

薪割り・火起こし

パパが輝くタイミングは「薪割」と「火おこし」です。

薪割

薪割と聞くと、斧を振りかぶって…ということを想像するかもしれませんが、やめましょう。足を切断する羽目になります。薪割はとても難しいのです。

ここでいう薪割はナタを使った薪割です。通常、薪はある程度の大きさに割られていますが、炊事のための火おこしに使う薪としては大きいので、ナタで割ってあげる必要があります。

鉈(ナタ)とはこんなものです。

必ず利き手と反対の手に軍手をはめてください。私は実際、ナタが左手の上に転がっただけで皮がえぐれたことがあります。力ずくで皮を平らに伸ばして応急処置をしましたが。。。

利き手ではない軍手をはめた手で薪を縦に持ち、ナタを気の真ん中に軽くトンっと、切れ目を入れる感じで刺します。

それを少しずつ力を入れていく(トントンと叩く)と、薪の割れ目にナタが入っていきますので、ナタの力は下に向くように繰り返します。すると、薪が割れます。

子どもにやらせる場合、必ず大人が付き、周囲にも子どもがいないか気を配りましょう。

初めての方は子どもにやらせる前に、ご自身でやってみてください。大人なら誰でも簡単にできるはずです。カッコいいところを見せようとして振りかぶりすぎないように。

火おこし

薪が割れたら火おこしです。火起こしはうまくいかないとカッコ悪いので、十分にここで予習しましょう。イメージはキャンプファイヤーです。

櫓のように組む、もしくは、新聞紙を中心に、周りに木を置き(円錐のような形)、新聞に火をつければ、下から空気(酸素)が入り、上に空気が抜けるので、非常に燃えやすくなります。ツウな火付けは、ウチワなどでは仰ぎませんが、これは単なるパパのプライド程度にしてください。ちゃんと太い木に火が燃え移ることが最優先です。

クレンザーの使い道

地味なテクニックですが、火起こしした直火が鍋に届くと、必ず焦げます。それを回避する方法が「クレンザー」なのです。

水で溶いたクレンザーを鍋などの外側(直火が当たる場所)に塗ってから、火にかけましょう。そうすることで焦げるのはクレンザー。クレンザーは水で洗い流すとすぐに取れます。というわけで、クレンザーで洗い上手になれます。

アルミホイル焼き

じゃがいも、さつまいも、玉ねぎ等を濡らしたキッチンペーパーで巻き、その外側からアルミホイルに巻いて薪の上に乗せて1時間経つと、美味しく仕上がっています。

じゃがいもの場合、皮が焦げると非常に剥きにくく、食べにくいので、アルミホイルを何重かした方が良いです。

アルミ皿にチーズを溶かせば簡易チーズフォンデュになります!

これらができれば「パパすごい」と言われること、間違いなしです。片づけをスムーズにすることもママの評価を上げます!

初めてのキャンプ スケジュール

初めてのキャンプは、十分すぎるほど時間に余裕をもって、こんなに何もしなくてもいいの?と思うくらいで十分です。

事前青少年センターへ炊事場利用の申し込みを済ませておきましょう
前日基本セットに加え、食料を準備しましょう。我が家の初めてのキャンプの食材は、米とサバ缶でした。。。
7時~出発(キャンプ場には9時45分到着を目標にしましょう)
9時45時到着車やバス、駅から炊事場まで歩くことが多いです
10時飯ごうや火ばさみなどのレンタル手続きをしましょう。(レンタル開始時間が10時~かどうかは事前に確認しておきましょう)
予備時間時間に余裕があれば、子どもが遊びに行ってはいけない場所がないか確認し、子どもに注意を促しましょう
10時15分~炊事場到着。持ってきた荷物を降ろしましょう。

  • 第1班 飯ごうを水で洗い流したら、まずはお米を研ぎ、飯ごうに入れて水に浸しましょう
  • 第2班 子どもと一緒に枯れ木を探しましょう
10時30分~
  • 第1班 持ってきた食材をアルミホイルに巻きましょう(サツマイモやジャガイモでもOK)
  • 第2班 薪割をしましょう。子どもにも体験させる場合、必ず大人が1対1でつく必要があります。
10時45分~薪割が終わったら、火おこしです。新聞紙を軽めに丸め、円錐ができるよう、細い木を中心に、直径5センチ程度の木材も混ぜつつ、配置しましょう。
11時00分~火がしっかり起きたら、飯ごうに火をかけましょう。このときに、アルミホイルに来るんだサツマイモやジャガイモ、玉ねぎを投入)
11時50分~飯ごうから水が溢れ、蒸らしたら昼食です。持ってきた缶詰やアルミホイルの野菜をオープン!
12時20分~子どもは遊びたい様子が想定されます。大人は行きつく間もなく子どもの探検に付き合いましょう。
14時~15時大人の体力が限界に来たら、キャンプ場を後にしましょう。きっと子どもは遊び足りませんが、大人の帰りの余力を確保することが重要です。
15時~キャンプ場から出発

時間通りにいかないことは当たり前です。

まとめ

子どもにキャンプを体験させたいという思いは気軽に、そして安価に実施できます。もしこの体験キャンプで「楽しい」と思えたならば、次のステップに行きましょう。次のステップでは初めてのキャンプよりも少しお金をかけて、プラスαの体験を紹介したいと思います。

次のステップ

  • バーベキューに挑戦(薪ではなく木炭に挑戦)
  • コーヒーを淹れてみる
  • 燻製に挑戦(1,500円で挑戦)
  • テントを建ててみる
  • テントの中で寝袋で寝てみる

もちろん次のステップで全てクリアする必要はありません。小学生・中学年以上であれば楽しいかもしれませんが、子どもたちは何より自然で木登りや虫探しの方が楽しいかもしれないので、子どもの「楽しい」を最優先してあげてください。

もちろん安全第一、ゴミも持ち帰り、また遊びに行けるよう、楽しみましょう。