ダイエットや睡眠の質を知るためにほしいけど、どの機種がオススメだろう?
こんな疑問にお答えします。
ダイエットや睡眠といった健康に着目したウエアラブル機種が欲しい場合はFitbitが最もオススメです。
でも機種が多すぎて、どれを選べばいいかわかりにくいですよね。
この記事では3機種を利用してきた筆者がFitbitのコスパ最強機種をご紹介します。
- FITBIT Charge 3
- FITBIT Inspire HR
- FITBIT ALTA HR
コスパ最強は「FITBIT Inspire HR」
結論からお伝えすると、価格、機能、デザイン面を総合的に判断すると「FITBIT Inspire HR」を最もオススメします。
FITBITはversa2がスマートウオッチであり、Charge 3やInspire HR、ALTA HRはフィットネストラッカーです。
健康やダイエットを目的とするなら、フィットネストラッカーから選ぶようにしましょう。
Charge 4 | 最新機種(GPS内蔵) | 2020年4月 |
Charge 3 | 機能は最上位(位置情報はスマホと連携) | 2018年11月 |
Inspire HR | ALTA HRの後継機種 | 2019年3月 |
ALTA HR | 2017年4月発売 |
ではなぜInspire HRがイチオシなのかをご紹介しましょう。

Inspire HRの特徴
筆者がInspire HRを推す理由は、ずばりコスパ最強です。
2019年11月には、Amazonでは17,000円程度で販売されているのに対し、ヤフオクでは10,000円程度で取引されています。
- 上位機種であるCharge3とほぼ同等機能
- 画面も小さく、女性にも違和感がない
- 価格が安く、超軽量(実測17g)
これ1台でダイエット成功は間違いなく、手首のアラームは心臓に優しく、睡眠の質も見れて、スマホのGPSと連動することで正確な記録がでます。

数年前は20,000円を切ることはありませんでした。タッチパネルの反応も良好です。
写真のようにセンサーは「ほぼ平」で、出っ張っていないので、装着しても違和感がありません。
唯一の難点は、充電が磁石式なので、「充電器から外れやすい」ということです。

Charge 3の特徴
この機種では最上位機種のため、価格と機能が他機種よりも高くなっています。
Amazonとヤフオクの価格差を見ても、人気度が見えると思いますが、実はInsprieに比べ、高機能なのは以下の点だけとなっています。
- 高度計/相対的SpO2計
- 階段を上った数の計測
- クイック返信機能
- FITBIT PAY
この機能UPに対し、Insprieより7,000円も高額になっています。
もしクイック返信機能などのスマートウオッチ機能が欲しいのであればFITBIT versa2 を選んだほうが良いと思いまし、階段の上がった数は運動量を見れば良いです。
他機種より画面が大きいので見やすいということを重視するのであればよいですが、そうでなければ、Insprieに比べ機能UPに対してはコスパは下がってしまっているように思えます。
写真を見ると、Inspire HRに比べ、センサー部分が一か所多いことが分かります。充電はクリップ式なので、しっかりとはまります。

ALTA HRの特徴
最も優位なのは24時間心拍を測る中でも最も価格が安い!ということです。
バンドも交換でき、女性もファッションに合わせやすくなっています。
価格は約14,000円程度(ヤフオクで8,000円程度)です。
中華系の信頼できないトラッカーが4,000円程度を考えると、8,000円で手に入れられるなら激安だと思います。
しかし、このALTA、実際に使ってみてわかった最大の難点があります。それは…
液晶のタッチレスポンスが劇的に悪い!!!
Fitbitの他機種は常時点灯ではなく、腕を上げると時刻が表示されるのですが、その反応は良いです。
しかし、ALTAタッチしても全然画面が切り替わりません。
酷いときには20回くらいタッチして歩数を確認することになります。
もちろんスマホにはリアルタイムで常時連携しているので、スマホを見ればよいのですが、歩きながらちょこっと見たいな、という場面には適しません。
もしあなたが、表示を見るのは時間くらいで、それ以外の情報はスマホで確認する、というのであれば価格を優先させるのも良いでしょう。
心拍計の精度などに大きな違いはありません。

では、もう少し3機種を並べて比較してみましょう。
3機種のスペック比較
本体情報や健康、運動、スマートウオッチ機能ごとに比較をしてみました。実はどの機種もFITBITのスマホアプリを使えば、摂取カロリーを入力することで、カロリー収支や睡眠、運動などを1か所で記録できるので、ダイエットには非常におすすめの無料アプリです。
Charge 3 | Inspire HR | ALTA HR | ||
本体 | ディスプレイ | タッチスクリーン、グレースケール有機ELディスプレイ | OLED タップディスプレイ | |
データ保存 | モーションデータ:7日間 統計データ:30日分 | SmartTrackデータ:7日間、統計データ:30日分 | ||
電源 | リチウムポリマー | |||
バンド・ベルト素材 | エラストマー | |||
防水・防塵性能 | 水深50mまでの耐水性能 | 防滴仕様 | ||
時間表示 | ○ | |||
Bluetooth | Bluetooth 4.0 | |||
NFC | ○ | × | × | |
バッテリー | 最大7日 | 最大 5日 | 最大7日 | |
搭載センサー | 3軸加速度計/光学式心拍数計 | |||
高度計/相対的SpO2計、振動モーター | 振動モーター | |||
心拍計測 | 24時間計測/リアルタイム表示/心拍ゾーン/安静時心拍数 | |||
VO2Max | ○ | × | ||
重さ(実測) | 約30g | 約17g | 約25g | |
Amazon(2019/11) | 1.7万円 | 1.5万円 | 1.4万円 | |
ヤフオク(2019/11) | 1.7万円 | 1万円 | 8千円 | |
健康管理機能 | 歩数 & アクティビティのデータを測定 | ○ | ||
消費カロリーを測定 | ○ | |||
上った階数 | ○ | × | × | |
睡眠記録とサイレントアラーム(バイブ機能) | ○ | |||
睡眠ステージ(浅い睡眠、深い睡眠、レム睡眠) | ○ | |||
睡眠スコア | ○ | |||
女性の健康状態を、きめ細かく測定 | ○ | ○ | × | |
ガイド付き呼吸セッション | ○ | ○ | × | |
運動機能 | SmartTrack でエクササイズを自動的に認識 | ○ | ||
運動リマインダー | ○ | |||
時間ごとのアクティビティ | ○ | |||
水泳のデータ測定 | ○ | ○ | × | |
15 種類以上のエクササイズモード | ○ | ○ | × | |
1 日 24 時間、心拍数を測定 | ○ | |||
心肺機能のフィットネスレベル | ○ | ○ | × | |
オンスクリーントレーニング | × | × | × | |
GPS 搭載でペースと距離を測定 | × | × | × | |
スマートフォンの GPS でペースと距離を測定 | ○ | ○ | × | |
adidas オンスクリーン ワークアウト* | × | × | × | |
スマート機能 | Amazon Alexa 搭載 | × | × | × |
着信通知機能 | ○ | |||
テキストメッセージの受信、カレンダーの予定、スマートフォンアプリからの通知を表示 | ○ | |||
クイック返信機能 | ○ | × | × | |
音声による返信機能 | × | × | × | |
アプリ | × | × | × | |
音楽を体験 | × | × | × | |
Fitbit Pay | ○ | × | × | |
デザインと仕様 | Fitbit アクセサリー | ○ | ||
デザイナーアクセサリー | × | × | × | |
常時画面表示モード | × | × | × | |
カスタマイズできる文字盤 | ○ | |||
水泳にも対応 | ○ |
3機種の実測比較
せっかく3機種持っているのだからということで、本田圭佑を超える、同時に左腕に3つを装着してみました。
Fitbitのアプリにデータが入った後の計算式は同じはずなので、センサーの精度比較(歩数、睡眠、運動の自動判別)をしてみます。
項目 | Charge 3 | Inspire HR | ALTA HR | |
歩数 | 18,926 | 19,227 | 19,093 | |
睡眠 | スコア | 68 | 計測エラー | 63 |
目覚めた時間 | 47分 | 1h9min | 1h7min | |
レム睡眠 | 48分 | 1h40min | 55分 | |
浅い睡眠 | 4h56min | 3h39min | 4h26min | |
深い睡眠 | 4分 | 15分 | 5分 | |
ウォーキング | 時間 | 1h36min | ||
平均心拍 | 134bpm | 129bpm | 138bpm |
まとめ
スマートウォッチ、ライフログ、フィットネストラッカー、活動量計と様々な呼び方をされていますが、それぞれコンセプトが違います。
Apple watchはスマートウオッチを目指していますし、Garminをはじめとするスポーツメーカーはフィットネストラッカーを目指しています。
Fitbitはライフログとフィットネストラッカーの良いとこどりです。
一方、2019年冬、FitbitはGoogleに買収されたので、今後の動向(方向性)は期待と不安が入り混じるところです。
もしあなたが「いきなり高い金額を出すのは嫌だけど、興味がある」と思うのであれば、2019年冬はまさに「Inspire HR」がオススメです。
もしかするとあと半年するとCharge3の価格が下がり、Charge3のコスパが良くなっているかもしれません。
FitbitとGarminの比較や、Fitbitアプリの良い点(無料アプリで安い体重計と同期)などもまとめていますので、ぜひご覧ください。
追記:Charge4が新発売
2020年4月14日、Charge4が発売されました。筆者も待ちに待ったCharge4でしたが、残念ながら購入を見送りました。
charge3との違いは以下の点です。
- Fitbit Pay搭載
- GPSを搭載
- カレンダ連携機能追加
- Spotifyコントロール機能追加
- アクティビティ心拍ゾーンによる一日の心拍数が上がったアクティビティ時間を集計記録可能
結果として2万円弱の実売価格となっています。筆者はGarminのGPS利用とGPS利用なしのバッテリーの減り具合を実感しているので、今までFitbitはスマホのGPSと連携してくれたので、バッテリーに負担をかけずGPSの記録ができましたが、それが出来なくなってしまいました。
しかもGPS機能が追加されたことで本体が若干大きくなっています。最新型が欲しいという場合はCharge4で良いと思いますが、1万円で購入出来て、バッテリーとGPSの機能を考えれば、まだInspire HRという選択肢がコスパがイイと思います。
