アトピー・敏感肌

赤ちゃんをアトピーから守る2つの保湿!アレルギー体質を遺伝させない!

がアトピー性皮膚炎で、子どももアトピーにならないか心配…

自分が花粉症でアレルギー体質なので、子どもに遺伝しないか心配…

自分たちがアレルギーを持っていると子どもに遺伝しないか心配ですよね…

実は、両親ともにアレルギーがある場合が60%、片親にアレルギーがある場合は40%、どちらもアレルギーがない両親から生まれた場合20%の確率で、子どもがアレルギーを発症するともいわれています。

アレルギーの中でもアトピーは特にツラいです。

でも、悲観的になる必要はありません。アトピーの発症を軽減させる方法をご紹介します。

結論から言うと、子どものアトピー発症を軽減させる3つのポイントがあります。

  • 保湿をする場所
  • 肌の内側をケアする保湿
  • 肌の外側からガードする保湿

赤ちゃんがアトピーを発症する原因

アトピー性皮膚炎もアレルギー鼻炎も金属アレルギーも食物アレルギーも、すべてアレルギー反応です。

アトピー性皮膚炎の発症も、ダニやハウスダストなどを口から体内に入ることがメインだと考えられていました。

しかし、肌に触れるアレルゲン(ハウスダスト、花粉やダニ)が皮膚から直接、体内に入り込むことで発症することもわかってきました。

  • 赤ちゃんの肌は大人の半分の薄さ
  • 角質層のバリア機能がまだ未完成
  • 水分量は大人の1/3程度

また、赤ちゃんはよだれや涙、汗などが多く、これらをふき取るときの摩擦などでもさらに皮膚を刺激し、バリア機能を一層低下させてしまいます。

だからこそ、赤ちゃんの肌を守るために正しいスキンケアが必要なのです。

保湿する範囲で発症リスク減少

肌がかさついているとき、乾燥をしている場所を保湿しますか?

研究の結果、全身を保湿をしっかりすることで、なんと30%も発症のリスクが低下することが分かっています

研究成果の概要

○海外の研究

アトピー性皮膚炎の家族がいる新生児(118名)を対象とし、2つのグループに分けて生後7日目から8ヶ月後まで観察。

  • 「毎日全身に保湿するグループ」
  • 乾燥した部分に保湿するグループ」

毎日全身に保湿する」グループの方が、アトピー性皮膚炎の発症リスクが3割以上も低下

* Horimukai K et al., J Allergy Clin Immunol, 2014; 134(4): 824-830.

○国内の研究

理化学研究所は、保湿効果を高めるワセリンを塗布したところ、発症を遅延・予防できたとしています。

つまり、発症前に皮膚バリアの破壊を防ぎ、角質の適切な新陳代謝を促すことがアトピーの予防につながることが分かったと発表しています。

ワセリンを塗ると発症を予防できる可能性がある

* は米科学雑誌「Journal of Clinical Investigation」(電子版)に現地時間2016年04月25日付で掲載

とにかく全身を保湿することでアトピーの発症リスクを抑えられることは、明確に結果に表れています。

また、秋生まれの子はアトピーになる子が多いといわれます。

これは、生後3カ月を過ぎる冬の時期は非常に空気が乾燥しているので、他の時期よりもさらに皮膚が外敵にさらされているからかもしれません。

2種類の保湿

赤ちゃんの肌は弱く、保湿で守るといっても外側・内側の両面からケアする必要があります。

赤ちゃんの保湿には2種類

  • 肌の水分の保湿
  • 肌を外敵から守るバリア

肌の内側を保湿

赤ちゃんの肌は大人よりも薄く、水分量も少ないので、乾燥してかさつきやすいです。

かさついた場所からアレルゲンが入ってくるので、しっかり肌を潤す必要があります。

主に2種類があります。

  1. クリーム:ローションより水分が少ない
  2. ローション:水分がメイン

瑞々しく粘着力がないので、肌に浸透していきます。

すると肌の外側に膜ができないので、これだけではアレルゲンの侵入を防げません。

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肌の外側を保湿

肌が潤うといっても大人の肌よりも薄いために、アレルゲン侵入の恐れがあります。

そんな時は、粘着性があって、長時間膜を膜を貼ってくれる保湿をする必要があります。

主に2種類があります。

  1. オイル:油。肌に薄い膜を張って外敵から保護
  2. ワセリン:汚れや刺激を受けやすい状況から肌を守る

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保湿テクニック

クリーム系だけでは外敵からの脅威にさらされ、ワセリン系では保湿が足りません。

両方を組み合わせる必要がありますが、さらに季節に合わせてうまく組み合わせる必要があります。

春・夏:ベビーローション+ワセリン

秋・冬:ベビークリーム+ワセリン

ワセリンは、100%ミネラルオイルです。

中でも、肌を刺激する原因となる物質も極力排除されている白色ワセリンを選ぶようにしましょう。

ワセリンそのものに効果があるのではなく、外敵から守るためのものなので、保湿効果というよりは、肌を刺激しないことをメインに選ぶと良いです。

補足として、ワセリンはたくさん塗れば効果があるものではありません。

米粒大のものを薄く伸ばしながら、ベタベタ・テカテカしすぎないように塗っていきましょう。

まとめ

赤ちゃんのアトピーを発症させないためにできることがあります。

  • 保湿をする場所は全身
  • 肌の内側をケアする保湿(季節で使い分け)
  • 肌の外側からガードする保湿はワセリン

夏にはサラッとしたオイル系、冬はしっとりとクリーム系がオススメです。

ハイブリッド保湿によって、あなたのお子さんがアトピーを発症しないことを願っています。

万が一、発症してしまったら、まずアレルゲンの特定を目的に、アレルギー検査を受けましょう。

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そのためアレルゲンであるダニの死骸・殻・糞が乾燥して空気中に飛散する心配も少ないためです。

まずは保湿から始めてみてください。アトピーの症状が軽減することを願っています。