キャンプ

星降る上毛高原キャンプグランドをレビュー!事前準備ポイントをご紹介

上毛高原キャンプグランドってどんなキャンプ場?

ファミリーキャンプには向いてるかな?

こんな疑問にお答えします。

正式名称は「上毛高原キャンプグランド」。でも上毛高原キャンプグラウンドと間違えられることもあります。

上毛高原キャンプグランドは群馬県吾妻郡(赤城山・榛名山・谷川岳の中央あたり)にあるキャンプ場です。

  • 東京都から関越自動車道で約2時間
  • 伊香保温泉から車で約40分

11月中旬に小学3年生と年少の息子と冬キャンプに行ってわかった良い点・注意点を中心にレビューしていきます。

結論、本記事に記載の注意点さえ押さえれば、ファミリーキャンプをオススメできるキャンプ場でしたので、ぜひ最後まで見ていってください。

基本情報

まずは基本的な情報を簡単にご紹介します。

住所群馬県吾妻郡高山村中山6766-1
電話0279-63-1760
予約mail@jomo-camp.com
WEBhttps://www.jomo-camp.com/
補助関東ITソフトウエア健康保険組合の補助あり

営業日

冬は雪が積もることから営業をしていません。

通常は4月上旬から11月30日までの営業(天候によって変更)なので、休業間際の日程の場合はツイッターをチェックしましょう。

上毛高原キャンプグランドの特徴

上毛高原キャンプグランドには大きく2つの特徴があります。

まずは最初にして最大の難関についてご紹介します。

アクセス

とにかく行き方が要注意です。

間違えると乗用車1台の道幅でサイドミラーに木があたるほどの細道を運転することになります。

ただ、道さえ間違えなければ、普通の道なので怖がる必要はありません。

注意すべきはカーナビです。カーナビによっては細道を案内されるので、十分に予習していきましょう。

東京・伊香保方面からのアクセス

渋川伊香保インターを降りたら、ナビに従って北上しましょう。

ナビには「高山ゴルフ倶楽部」をセットです。

すると、国道36号:渋川下新田線を走ることになります。

途中、(有)玉屋不動産と㈱オリエント 高山工場の間を左折してください。

ここから先が一番の要注意ポイントです。そば進の手前を左折です。

GoogleマップではUターンのように見えますが、道幅は非常に広いです。看板もついています。

この先、高山ゴルフクラブまで片側2車線の広々とした道が続きます。GoogleMapの中山を過ぎた左折ポイントが上の写真です。

次に、の地図は、グレーの裏道を選択してください。

「高山ゴルフ倶楽部」クラブハウス建物を右に見て入り口を過ぎ、すぐの右折(下の写真:看板あり)します。

この右折後の1分くらいが片側交互通行です。当ルートの唯一の片側交互通行の場所です。

急な坂もあるので、ゆっくりと安全運転で行きましょう。

下の写真にあるT字路を、看板に従い右折し約1km行くと、キャンプ場到着です。

T字路を進むとキャンプ場の入り口の看板がありますが、キャンプ場入り口が1車線です。

管理棟前に車を置いて受付し、オートサイトへ行くため、14時過ぎに行くと、受付する車がいっぱいで車で並ぶことになります

NGルート

村役場側からのルートは狭いので、「みどりの村」・「たかやま高原牧場」方面から向かってみました。

結果、こちらもNGです。牧場裏は1車線。結構な距離が1車線です。

みどりの村もキャンプ場なので、そこまでは2車線なのですが、その先がNGでした。

つまり、高山GC(高山ゴルフ倶楽部)から行くのがベストです。

天体観測

キャンプ場から7kmで県立ぐんま天文台がある立地なので、星は非常に綺麗に見えます。

こんな感じです(レタッチをしておらず申し訳ありません)。

星だけでなく月もキレイです。

事前に子どもと望遠鏡を自作して持っていくと、子どもの興味も上がります。

北の空も広いので、北極性もしっかりと見えます。

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この綺麗すぎる星空がデメリットに代わります。

もし雨や曇りだったら…

ガッカリ度合いは計り知れません

2つ目の注意ポイントは天気です。山の天気なので1週間前の天気予報の当たる確率は低いです。

そんな中でも上毛高原キャンプグランドのピンポイントの場所で、3時間おきの詳細天気が分かるのはtenki.jpです。

一時雨とか時々曇りは「いつの時間帯?!」ですよね。そんなモヤモヤを解消してくれる天気予報です。

サイトの特徴

ここからはキャンプサイトの特徴をご紹介していきます。

予約、当日受付、ごみの対応など、スムーズで丁寧です。とっても気持ちがいいキャンプ場です。

予約

電話または予約フォームから予約が可能です。

認識が間違わないよう、予約フォームがオススメです。

この際、関東ITソフトウエア健康保険組合の補助を利用する場合は、「その他、質問、お問い合わせ」の欄に、その旨を記載しましょう。

料金抜粋

後述しますが、このキャンプ場は雨の場合は厳しいキャンプになります。

そのため、バンガローやプチログがオススメです。

実は、キャンプ場のバンガローなどは意外と料金が高いことが多いのですが、関東ITソフトウエア健康保険組合の補助を利用すると、非常に割安になります。

被保険者・被扶養者(4歳以上)は1人1泊1,000円の補助なので、4人家族で行くと、4,000円引きです。

補助を受けるには、キャンプ場の予約とは別に関東ITソフトウエア健康保険組合への申請が必要なので忘れないようにしましょう。

サイトトップシーズン実質料金
オートサイト6,300円2,300円
ちょい広オート7,800円3,800円
バイクサイト (1名)2,500円1,500円
キャビン17,000円13,000円
バンガロー15,500円11,500円
プチログ13,500円9,500円

筆者が利用したプチログが9,500円は安いです。

プチログは大人4人のスペース(以下はプチログ室内)です。エアコンもついています。

詳細はWEBページをご覧ください。

チェックイン・チェックアウト

どこのキャンプ場も同じですが、アーリー・レイトはルールを守って利用しましょう。

チェックインアーリー12時~
通常14時~
チェックアウト通常~12時
レイト12時~17時

ただ、朝のごみ捨ては9時からです。

遊びに出かけたい方は9時出発のタイムスケージュールを組みましょう。

テントサイトの特徴

テントサイトの特徴は、段々畑のようになっていて、見晴らしがよいというメリットがあります。

ちょい広オート(下の写真)は、フリーサイトのように周囲に気を遣いすぎることなく、設営も広々としやすい点が嬉しいですね。

ただ、個人的感想ですが、ちょい広でなくても十分に広いサイトに感じました。

一方で、雪の季節が長いことから芝生が少なく道の脇に水路はあるものの、水はけが悪く、雨の場合はかなり汚れそうです。

雨が降ったら星も見れないし、テントも厳しいということから、天候に左右されるキャンプ場です。

バイク

珍しくバイクサイトがあります。

定員2台(AC電源~10A)で激安です。

バイク3台以上の場合は別サイトになるようです。

ツイッターを見ると、若者がコスプレで訪れることで有名なキャンプ場のようですね。

キャビン

キャビンは椅子付き、そしてキャンプ場の高い場所にあるので見晴らしが良いです。

バンガローにはブランコの椅子はありません。

トイレ

寒い冬を前提としているため、洗い場は温水完備、トイレも温水便座で数も用意されているので安心です。

今は洋式トイレ全てに除菌クリーナーがセットされ、ウォシュレット付きです。

汲み取り式・水栓です。意外ですが、嫌な臭いはせず、足元も非常にキレイです。

一見、田舎のトイレのように見えますが、キャンプ場からすると普通の綺麗なトイレでした。

扉やトイレのカギが古く見えますが、全体的に綺麗でした。

洗い場

寒いキャンプ場だからこその配慮で、全ての蛇口でお湯が出ます。

トイレの後の手洗いで凍えないです。

風呂・シャワー

筆者が行ったのは冬なので、湯冷めが怖く、利用しませんでしたが、露天風呂が無料です。

露天風呂の風呂場にシャワーが設置されています。

  • 露天風呂:無料(17:00~20:00 ※時季により21:00まで)
  • 組数が少ない場合は、19:00まで
  • 貸切風呂:1,500円(税込)

露天風呂にも家族風呂にもシャワーは付いています。

バリュー料金時は、シャワーのみ(利用時間 17時~19時)ですのでご注意ください。

ただ、車で5分ほどの道の駅の風呂高山温泉 ふれあいプラザもあり、大人500円、子ども300円で入浴できます。

管理棟でふれあいプラザの入浴割引券(100円)をもらえますので、大人2人・子ども2人で1,200円で温泉に入れます。

貸し切り風呂が1,500円なので、ふれあいプラザの方が安いです。

売店

コールマンを中心に商品が揃っています。

薪も購入できます。薪の入っている赤い網は要返却です。杉は400円雑木は600円です。

みんな大好き関あっしさんのコーナーもあります。

ファミリー向けプラン

プチログ

これまでご紹介してきた通り、上毛高原キャンプグランドは天候に左右されるキャンプ場であることを紹介してきましたが、キャンプってテント以外にも楽しめます。

雨が降ったら中止にしたら、キャンプのために盛り上げた気持ちのぶつけどころがないです。

そんな時にオススメなのがリーズナブルなプチログです。

プチログは2つ並んでいますが、駐車は位置を配慮すれば出入りに問題なしです。

11月中旬の極寒(北軽井沢と同じくらい寒い)でも、プチログであれば寒さを楽しむ余裕を持てます。

注意ポイント

上毛高原キャンプグランドまでの道のりが最大の難関とご紹介しましたが、そのほかにもいくつか注意ポイントがあります。

砂利

一つ目のポイントは、キャンプ場内は砂利道なので、車が上り坂でスタックする可能性があるということです。

もう少し詳しく説明します。

キャンプ場内の道は、2つで構成されています。

  • 中央:砂利
  • 脇:雑草

キャンプ場が段々畑のように高低差があるので、車で登る(キャンプ場を出る)ときに、タイヤが空転(つまりスタック)してしまう車を見かけました。

3ナンバーのワンボックスでしたが、若者3人が後ろから押してもうまく登れず。

そこで、車を少し脇に寄せて芝生の上を走らせたら登れました

筆者は5ナンバーのワンボックスでしたが、クリープ現象を使い、進んだところ、スタックしませんでした

※クリープ現象:AT車のシフトをDレンジに入れて、ブレーキを緩めると、クルマはゆっくりと前進をする現象

凍結

冬のキャンプは朝露でテントがビシャビシャになりますが、上毛高原キャンプグランドの11月中旬は、朝露ではなく凍結しました。

つまり車のガラスがバキバキに氷で覆われました

筆者はチェックアウト(ゴミ捨て開始)の9時にキャンプ場を出るため、太陽の熱で溶けるのは待てません。

凍結防止シートを忘れていったので大変な目に遭いました。

夏は外断熱にも使える車用シェードは、冬は凍結防止になるので必須アイテムです。

体験型

子どもがいるとぜひオススメなのが体験させるということです。

子どもって見るだけより、体験したほうが興味が増しますし、自分の力にしていきます。

農業だって見てたってつまらないけど収穫体験すると目をキラキラさせます。

星だって図鑑を見ているより、望遠鏡を覗いたらテンションはMAXです。

自然の真ん中にある上毛高原キャンプグランドは様々なことが体験できるキャンプ場でした。

キャンプ場内

夏であれば虫取り・じゃぶじゃぶ池で魚のつかみ取りがあり、あっと言う間に時間が過ぎていきます。

ジャングルジムが、ドッグランもあるので、冬に行っても十分に子どもが身体を動かして遊べます。

恐竜博物館

東京から行く場合にオススメなのが、群馬県立自然史博物館です。

自然史なので、地球の歴史なのですが、群馬県は恐竜化石の宝庫。

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自然史博物館には恐竜の化石や大型猛獣のはく製があり、図鑑で味わうことのできないスケールに触れることができます。

自然史博物館の隣にもみじ平総合公園があります。

ここにはロング滑り台があります。

体験収穫

近くには農業の収穫体験できる場所がたくさんあります。

自分たちで収穫したものをキャンプ場で食べるという食育も、子どもたちにとっては学びではなく遊びであり、ワクワクするものです。

伊香保温泉

上毛高原キャンプグランドから車で約40分で伊香保温泉です。

11月は紅葉で混んでしまいますが、水沢うどんの地でもあるので、ぜひ立ち寄りたいスポットです。

我が家はキャンプ場で朝食を食べた後、そのまま伊香保へ直行。10時に到着します。

源泉近くの伊香保露天風呂で源泉「黄金(こがね)の湯」に一番近い河鹿橋駐車場は10時ちょうどで満車の混み具合でした。

11時半には水沢うどんの地へ。太麺と細麺を楽しめる谷屋は空いているにもかかわらずメッチャ美味しかったです。

つけ汁が2種類(冷・温)あり、温は肉の出汁で取った旨味が強いです。

おかわりうどんというものがあり、おかわりではなく、初めの注文で、注文できます。子連れには嬉しいサービスです。

しかも、家族でシェアすることに気を利かせて冷たいつけ汁を追加で提供してくれました。

心遣いも凄く染みる接客でした。

その他

群馬と言えば上州豚です。

たんとん亭

上州麦豚 上州牛 日本料理 たんとん亭で3つのランチを家族でシェア。

  1. 炭火焼 上州麦豚 味噌豚重
  2. たんとんかつ膳
  3. ポークステーキ膳
石臼挽き自家製分の店 そば処 うちだ

水が綺麗なので蕎麦も美味しいです。立ち寄ったのは石臼挽き自家製分の店 そば処 うちだです。

地元客も多く、ほとんどが天ぷらそばを注文していました。

ジェラート・ソフトクリーム

赤城山といえば、ソフトクリームです。上州 村の駅 上州こんカツキッチンのソフトクリームはメッチャ美味しかったです。

キャンプ場でBBQのために下仁田ネギもゲットできます。

みるく工房タンポポ群馬八幡駅前店のジェラートもオススメです。

バニラではなくミルクだ!というこだわり。

ここまでくるとキャンプに来たのか食べ歩きに来たのか分からなくなります。

ダブルを2つ(チョコ×チョコチップ、マロン×ラムレーズン)注文しました。

まとめ

上毛高原キャンプグランドは神秘的なほどに綺麗な星空・月を体験できる非常にオススメのキャンプ場でした。

一方、天気が悪いと星空が見えず、水はけも悪いというデメリットもあるので、プチログなどをオススメします。

もし星空が見えなくても、キャンプ場の散策をして、上州豚を食べて、伊香保温泉入って、水沢うどん食べて帰るだけでも、とっても楽しいキャンプが楽しめます。

子連れファミリーでも、とても楽しめるキャンプ場でした。

プチログは実質9,000円なので、また行きたいです。

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