シャワーヘッドの白い水垢はゴシゴシこすっても全然綺麗にならない…
他にも掃除があるのに、手間をかけたくないけど、毎日使うシャワーだから綺麗にしたいな
こんな悩みにお答えします。
浴室も洗面台もキッチンも、シャワーヘッドに水垢は付くものですが、固くなって歯ブラシでゴシゴシしてもなかなか落ちませんよね。
実は、クエン酸を使えば、つけおきだけでピカピカになるんです。
なぜなら主な汚れの原因である水垢はアルカリ性でクエン酸は酸性だからです。
アルカリ性と酸性の特性を利用して、楽にピカピカになる法則もご紹介するので、頑固汚れ全般に対応できるようになります。
シャワーヘッドの掃除ステップ
シャワーヘッドが汚れると、水圧が弱くなったり、目詰まり、カビの繁殖につながるので、肌に直接触れるシャワーは衛生的にしておきたいですよね。
実はシャワーヘッドの頑固な水垢は3ステップで超簡単にピカピカになります。
- シャワーヘッドを外す(2分)
- クエン酸を溶かしたぬるま湯に浸す(60分)
- 時間が経ったらシャワーヘッドを元に戻す(3分)
全体では1時間ちょいかかりますが、作業をするのは5分です。
歯ブラシやメラニンスポンジでゴシゴシやっても全然落ちないのに、5分でピカピカになるんです。
簡単に水垢が落ちる理由
ゴシゴシこすって削り落とすと、どうしても削り残しが出て綺麗に取り切れません。
今回ご紹介するのは水溶液の特性・pHを利用し、溶かして落とすので、こすることなく隅っこまで綺麗に汚れが落ちるんです。
pHってなに?ということですが、難しいことはさておき、水溶液の特徴です。
- アルカリ性
- 酸性
- 中性
この3つの特徴を利用します。
- アルカリ性は酸性を分解
- 酸性はアルカリ性を分解
超シンプルにコレだけです。
つまり、水垢はアルカリ性なので、酸性のクエン酸を使えば、溶けて汚れが落ちてくれる、ということになります。
一条工務店のシャワーヘッドを分解・掃除してみた
我が家のシャワーヘッド(一条工務店のKVK製)を掃除してみました。
準備するものは3点です。
- モンキーレンチ(20mm)
- バケツ
- クエン酸
少し細かいですが5工程あります。ただ、それぞれメッチャ簡単です。
- シャワーヘッドを外す
- シャワーヘッドを分解する
- バケツにぬるま湯を入れ、クエン酸を溶かす
- つけおきする
- シャワーヘッドを元に戻す
シャワーヘッドを外す
ホースとはネジ式で結合しているので、クルクル回せば外せます。
シャワーヘッドを分解する
ココでモンキーレンチが必要です。実際、ペンチで頑張ろうとしても難しかったです。
20mmのスパナがあればOKです(100均でも売ってます)。ただ、モンキーレンチがあれば、水回りのメンテで役に立つので、自宅に1本あると重宝します。
ちなみに筆者はロードバイクのメンテ用にゴツイやつPARKTOOL(パークツール) アジャスタブルレンチ PAW-12を使っています。大きいほど強い力が入るためです。
バケツにぬるま湯を入れ、クエン酸を溶かす
シャワーのお湯(40℃)程度をバケツに入れましょう。
500mlに大さじ1の割合(1ℓであれば大さじ2杯)でクエン酸を溶かします。
普通のクエン酸でも良いですが、掃除専用クエン酸の方がメッチャ落ちやすいです。
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つけおきする
漬け置きする時間は約1時間。長すぎるとシャワーヘッドそのものが劣化する恐れがあるので、適度な時間でバケツから出しましょう。
シャワーヘッドを元に戻す
最後はシャワーヘッドを元に戻すだけです。気になるのであれば、目詰まりやメラニンスポンジで仕上げをしましょう。
一条工務店のKVK製のマニュアル
マニュアルをみつけるのがまどろっこしかったのでご紹介します。
一条工務店のマニュアルにはKVKマニュアルに載ってるよ、ということだけ書いてあります。
クエン酸で汚れが落ちなかったら
もしクエン酸(酸性)で汚れが落ちなければ、その汚れは皮脂汚れ(酸性)の可能性があります。
そんなときはアルカリ性を利用して掃除する必要があります。
アルカリ性の掃除液でオススメは2種類です。
- オキシクリーン
- セスキ炭酸ソーダ
オキシクリーンはアルカリ性なので、シャワーヘッドの水垢には効果がありません。
ただ、もしシャワーヘッドに皮脂や油系の汚れがある場合は効果があります。なぜなら酸性の汚れに対して、アルカリ性の力で汚れを分解するからです。
歯ブラシでゴシゴシこするのは、隅々まで綺麗にならないし大変です。これからの掃除は楽してピカピカです。
まとめ
シャワーヘッドの汚れはメインが水垢(アルカリ性)なので、クエン酸(酸性)でピカピカになります。
3か月~半年に1度程度で十分ですし、65分のうち60分はつけおきなので、超簡単です。
(ズボラな筆者は)浴室・洗面のシャワーヘッドを同時に掃除することもできます。
このアルカリ性×酸性の特性を利用すれば、様々な頑固汚れをゴシゴシせずにピカピカにできます。
アルカリ性の汚れ
主にアルカリ性の汚れは「水まわり」がメインです。
- 水あか
- 石けんカス
- 尿汚れ
- 電気ポット内の白い汚れ
ガチガチと固まっているのがおもな特徴で、これらにはクエン酸の洗浄が有効です。
酸性の汚れ
主に酸性の汚れは「油」です。
- 油汚れ
- 皮脂汚れ
- 鍋の焦げ※
頑固汚れの代名詞である油系の汚れは、アルカリ性のオキシクリーンやセスキ炭酸ソーダで落ちます。
※この方法は、ステンレス、ホーロー、土鍋、耐熱ガラス鍋にオススメで、アルカリに弱いアルミ鍋と銅鍋には厳禁です。
水垢というと、どうしても「落ちにくい」と億劫に思いがちですが、簡単な作業ですので、ぜひお試しください。