新築の入居前は、入居後に汚れにくくしたり、家具が入ってない時にやっておきたいことがたくさんあります。
床のコーティングや浴室の防カビ・クエン剤、トイレのゴム貼り、IHのゴム貼り、カップボードに滑り止めを引いたり…
しかし、準備すべき場所は室内だけではありません。
「屋外」にも入居前にやっておいたほうがよいことがあります。
特に害虫嫌いの方・駐車場に排水枡がある方は是非ご一読ください。
害虫の侵入を許さないための方法、安心して駐車する方法をご紹介します。
駐車場の排水桝・量水器ボックス
現場監督との調整
設計上、どうしても避けられなかったのが排水升・量水器ボックスが駐車場に設置されることです。
車の重さで乗ると割れることもあり、職場で一度、経験があったため、一条工務店の方に相談しても、「大丈夫です」という回答の繰り返し。
設計段階では話を通してもらえず、外構工事でも「見積もりとります」という返事から進展がなく、量水器ボックスについては上棟後の監督さんに対応して頂きました。
結果、量水器を鉄製にしていただき、かつ、料金変更はありませんでした。(親切なのか不親切なのかわからない…要は監督さんの力量次第??)
一方、排水升は「自分で買ってください」ということで、適合する商品を紹介していただき、結果的にカインズホームで鋳鉄製を購入しました。
排水升用↓
耐圧蓋(タキロン製 サイズ300)↓
インターネットでは2個1セットでの販売でしたので、片道2時間弱かけて、カインズホームへ一つだけ買いに行きました。
費用対効果(コスパ)
鋳鉄製以外の素材は、初期費用は安いですが、紫外線等による劣化により耐用年数が短いです。
FRP以外のプラスチック製 | 3年 |
プラスチック製のFRP蓋 | 5年 |
※FRP紫外線劣化について ①材料基礎講座 ②劣化の基礎研究
結果的に使用期間を含んだトータルコストで考えると、「鋳鉄製」は、「プラスチック製」の半分以下(4割)のコストになると言われています。
選定基準
- 車が通る場所 T6(耐荷重:6トン)の製品
- 車が通らない場所 T2(耐荷重:2トン)の製品
(FRP製 量水器ボックス蓋割れ状況,日本安全帽工業会 資料参照)
もし、車の車輪が通る「可能性」があれば、当初から変えておくことが大事です。なぜなら、現場監督さんが適合する型番を教えてくれるからです。
排水升の大きさも大小さまざまですので、後になって自分で調べるのは大変かと思います。
室外機の排水溝
コタローは害虫が嫌いです。建築中に窓・ドア全開で作業されているので、中に入り込んでいたら、入居後に繁殖するのではないかとビクビクしていました。
害虫は水を求めますので、水の発生源から室内侵入を防ぐ必要があります。
どの家庭でも必ず出てくるのがエアコンで除湿された水(ドレン水)の排水です。
ドレン管から排水されるドレン水を求め、害虫はやってきますので、下が砂利等であれば、こんなものがおすすめです。
しかし、コタロー家の周辺にはノラ猫が多く、砂利にするとフンの被害が想定されたので、コンクリートにしました。(我が家の猫対策は成功。近隣住民で砂利にした家は困っています)
その結果、予想外の事態に。。。

思いっきり除湿し続けている証拠としてはよいのですが、害虫が美味しそうに水を飲んでいました。
というわけでホースを設置しましたが、この時に気づいたのがドレン管の低さ。
ホースがギリギリ!


ドレンにホースをつなげるために、蛇口につなぐキットを購入。それにはまる口径のホースも購入。結果、きれいに水栓の砂利の中に吸収され、害虫対策は完了しました。(念のため他にもいろいろパーツを買いましたが、結局、キットとホースだけで大丈夫でした。
→その後、ホースは屋外用ドレンホースへ変更しました。
→現在は手前のドレン管から、奥に写っている雨水のドレンへ、ドレン管を連結する予定です。作業が完了したらご報告します。
もしあなたが全館冷房する予定ならば、ドレン管を雨水升に繋がるようにしておくのもアリです。
もし似たようなことが想定される場合は、今回の失敗を糧に事前対策をしてみてください。
玄関ドアの隙間を埋める
改めてまして、害虫が嫌いなコタローです。
高気密と言っても、一条工務店の先輩施主から「玄関から害虫が入ることがある」という情報があったため、念のため隙間ガードを設置しました。一番嫌いなのはゴッキー。そしてアリも怖い。
※それでも冬は一部、結露をしました。

結果、今の時点では、まだ室内(玄関内)で害虫は発見していません。
ちなみにポーチ上で、玄関を背に道路へ帰ろうとするゴッキーを見たことはあります。諦めて帰るところだったのでしょうか。
ちなみに欲張って2列並べて貼ったら玄関ドアが閉まりませんでしたので、1列で隙間を埋めていると考えていいのではないでしょうか。
玄関のゴムパッキンも非常に薄く、心もとないのは、他のメーカーも一緒なのでしょうか。
まとめ
入居前準備は室外だけでなく、室内に目が行きがちですが、害虫は一度入られたら駆除が大変です。入られないよう未然防止が有効な対策だと思いますので、忘れず早いうちに実施することをオススメします♫
高気密高断熱住宅は、害虫侵入の対策箇所が少なくて助かります。