今の会社のまま、あと何十年も働きたくないな
でも転職するのもリスクだよね…
こんな疑問にお答えします。
転職することにはリスクを伴いますが、実は転職しないことにもリスクがあります。
重要なのは、あなたのキャリアを正しく積み上げること。転職はキャリアを作る選択肢の一つです。
転職は人生が変わってしまうこともある重要なことなので、あなたにとって必要なことなのかを見極めましょう。
本記事の信頼性
本記事でわかること
転職するリスク
転職しないリスク
リスクを回避するために最も重要なこと
では具体的に紹介していきます。
転職には2つのリスクがある
転職には大きく2つのリスクがあります。
転職することのリスク
転職しないことのリスク
リスクが生まれる理由は、すべてのことは変化するからです。
- 転職したら最悪の企業だった
- 転職しなかったら会社が倒産して、転職先が見つからない
- 20代では認められていたのに40代になって急に評価が落ちた
あなた自身・環境・社会は、常に変化していきます。
あなたにとってどちらがリスクなのか、それをどのようにすれば回避できるのかをご紹介していきます。
転職は「自らリスクを冒す」から躊躇する
転職は年収や待遇が向上するリターンを得られることに対し、リスクも存在します。
転職をするリスクは大きく3つです。
転職先が見つからないリスク
転職先の企業が合わないリスク
一時的に待遇が落ちるリスク
では具体的に紹介していきます。
転職先が見つからないリスク
現職がツラすぎて、転職先が見つかる前に退職してしまうと、次の職場が見つからないというリスクがあります。
一般的に採用試験の通過率は下記のとおりです。狙っているわけではありませんが、筆者の職場でもほぼ同程度の通過率になっています。
| 書類選考の通過率 | 30％ |
| 一次面接の通過率 | 20％ |
| 最終面接の通過率 | 50％ |
これをかけると30％×20％×50％＝3％です。
つまり内定率は3％。100人応募して3名の内定ですが、現実はもっと厳しいです。1名枠に100人応募してくることは良くあります。
転職サイトでは平均応募者数を10社程度と書いていますが、受かる人は数社で受かりますし、受からない人は30社受けても内定しない、ということもあります。
賃貸に住んでいれば毎月の生活費がかかるので、「転職先は10社くらい受ければ合格するだろう」と思って退職してしまうのはリスクです。
転職先の企業が合わないリスク
転職における最も多いリスクは、転職したら合わなかった、というリスクです。
企業によって社風や常識、専門用語などは千差万別です。
- 自主性重視
- 休日の付き合いが多い
- 聞いてた仕事と違う
- 人間関係がギスギスしている
- 罵声が聞こえてくる
求人票に転職先の内情までは記載していないので、「入社してみたら思っていたのと違った」という可能性はあります。
そこから転職しようとすると「すぐに辞めるストレス耐性のない人」「人のせいにする人」というような評価にもつながり、キャリアが傷つくリスクもあります。
一時的に待遇が落ちるリスク
転職をすると勤続1年目になるので、2つのリスクがあります。
- 有給休暇の付与日数が少ない
- 賞与の算定期間に在籍していないので、初めは満額支給されない
特に年間休日105日・初年度の有給休暇の付与が10日とすると、土曜出勤必須になるので、初年度は体力的に厳しいことを想定しておきましょう。
転職をしないリスクは手遅れになりやすい
転職するリスクは自らリターンを取りにリスクを冒すので、リスクに対する自覚症状がありました。
一方で、転職しないことは自ら変化を起こしていないので、リスクに気付くのが遅れ、手遅れになる可能性があります。
つまり取り返しのつかない大きなリスクになりえるのが転職しないリスクです。
タイミングを逃すと取り返しがつかない(経験の広さ)
適応力・柔軟性の評価が下がる
人口減少・超高齢社会に変わってきている
では具体的に紹介していきます。
タイミングを逃すと取り返しがつかない
転職をしないリスクの最も恐ろしいことは、リスクに気付いた時には手遅れのケースが多いことです。
あなた自身は変わらなくても、会社や業務は変わっていきます。
会社が倒産したが、アピールできるスキルや実績が少ない
マネジメントを求められる年齢になったが、気が付けば経験がない
若かったころは評価が高かったが、ここのところ低評価が続いている
人間なので、急にスキルや経験を上げることはできません。
気づいたときには手遅れというのが転職しない最も大きなリスクです。
適応力・柔軟性の評価が下がる
1社で長く働くという経験は、メリットとデメリットがありますが、年齢を重ねるとともにデメリットの要素が強くなります。
メリット：我慢強い
デメリット：変化に適応する経験がない
年齢を重ねると、自然と変化への適応力は落ちていきます。
さらに経験がないと、採用通過のハードルは非常に高くなります。
40歳前に1回は転職を経験しておかないと、40台を過ぎてからの転職は非常にハードルが高くなります。
人口減少・超高齢社会に変わってきている
あなたも会社も変わらなくても、すでに社会の構造変化が起きています。
人生100年時代
定年制の変更・高齢者の活用
副業の解禁
政府の政策は「スキル次第の弱肉強食になっていく」ことを意味しています。
- スキルがあれば、高齢者でも高い給料がもらえる
- スキルがあれば、副業で他社からも仕事・給料がもらえる
裏を返すとスキルがなければ薄給で、仕事の選択肢もなくなり、奴隷のように働かなければいけない人が出てくる、ということです。
転職先があなたの給料を決める際に基準にするのは現職の給料です。
将来の安定のためには、今のうちにスキル・給料を上げておく必要があります。
転職リスクを回避する方法は「転職活動」
転職してもしなくても発生するリスクですが、本質を捉えましょう。
転職の目的は将来の安定です。将来を安定させるためには転職しないという選択肢もあります。
一方で、将来、転職しなければいけなくなったときに仕事がなかった時のリスクも考えておく必要があります。
転職リスクに対応するには「転職活動をすること」です。(※転職する必要はありません)
具体的に説明していきます。
人生を安定させるポイントは、必要とされるスキルを持っているかどうか、です。
必要とされるスキルがあれば仕事に困らず、不安定になることもありません。
ニーズのあるスキルを手に入れる方法は一つです。手順は下記の通りです。
職務経歴書を書く
転職活動をして、ニーズがあるかを確認する
ニーズのあるスキルを手に入れるための仕事をする
転職エージェントは完全無料のコンサルとして利用しましょう。職務経歴書添削も、面接でのキャリアの指摘もしてくれます。
ここでニーズを把握して、現職でニーズに合ったスキルを積み上げていけば、年齢が上がった時に会社が倒産しても、転職先はすぐに見つかります。
転職するリスクも、転職しないリスクも回避できる方法です。
ちなみに筆者も5年おきに転職活動を実施して、今の自分の立ち位置を確認しています。
行動しないとリスク回避はできません。まずは転職活動を開始してみましょう。見えてくることがあるはずです。
