第2新卒・既卒

【真実】人事に向いている人・向いていない人の特徴を完全解説

人事の仕事に興味があるけど、どんな人が向いているのかな?

今、人事の仕事で辛いんだけど、自分は人事職に向いていないのかな…

こんな疑問にお答えします。

結論から言うと、人事業務のスキルは誰でも身に付きますが、人事職の向き・不向きはあります。

もし人事に向かない特徴に当てはまるのであれば、人事職はやめた方がいいですが、人事に向いているのに辛いのであれば、環境を変えることで働きやすくなることもあります。

人生を無駄にしないために、ぜひご一読いただき、参考にしていただければ幸いです。

本記事の信頼性

人事に向いてる人の特徴

人事の仕事は、社員に関わる時間が多い仕事であるため、人と接する能力がある人が向いています。

事務能力は鍛えれば伸びるのですが、下記の特徴は鍛えられることではないので、向き・不向きで捉えるようにしましょう。

調整力のある人

観察力のある人

客観性(冷静力)のある人

具体的に紹介していきます。

調整力のある人

人事の仕事は調整業務が非常に多いです。

10人いれば10個の意見があるように、様々な意見を取りまとめたうえで、最終的には決定(とりまとめ)しなければいけません。

例えば、表彰推薦を募ったところ、枠を超えるノミネートがある場合、平等な評価基準で落としどころを見つけなければいけません。

人の意見を聞きつつ、自分の意見も出しつつ、というように、常に調整力が求められます

観察力のある人

人事は、機械ではできない「違和感」に気づく能力がある方は人事に向いています。

大きく2つの場面で役に立ちます。

社員の「いつもと違う」に気づくことで、大きな問題を回避

採用面接の情報取集力が高い

体調の悪さや落ち込み、不機嫌から、「なんかあった?」と声をかけると、実は業務で問題が起きていた…ということもよくあることです。

常に「人」に対してアンテナを張っていることが求められます。

客観性(冷静力)のある人

人との調整業務が多いと感情移入しがちですが、常に客観的・冷静な判断が求められます

原則、どんな背景があったとしても規則や規程、ルールに則った判断をせざるを得ません

上司とうまくいかない社員からの相談

メンタルが弱ってしまって退職せざるを得ない対応

柔軟的な対応ができるとしても、これまでの過去事例や今後も同じ対応ができるレベルにとどめた対応が求められます。

人事に向いてない人の特徴

人事の仕事は信頼で成り立っているので、我が道を行く人には向いていません。

怒りっぽい人

感情移入しやすい人

ルールを拡大解釈する人

具体的に紹介していきます。

怒りっぽい人

叱ることはありますが、怒ることは絶対にNGです。

怒る=感情的に見えるので、受ける側は平等に対処されていないという感情を持ちます。

たとえ罵声を浴びようと、表面上は冷静に装っておく必要があります。

怒りに対して怒りで返すと「あいつは人事失格だ」というマイナス点に発展しかねません。

相手が悪かったとしても、つい、カッとなってしまう人は、人事に向いていないでしょう。

感情移入しやすい人

感情移入しやすい人は特に人事職を避けるのが良いでしょう。

人事の仕事をしていると、メンタルが弱ってしまった社員と接することも多いです。

鬱はうつると言われるほど、人事はメンタルをやられやすい職種でもあります。

メンタルが弱い人が向いていないというよりは、感情移入して、マイナスなメンタルに引っ張られやすい人は避けた方がよいでしょう。

ルールを拡大解釈する人

人事は客観的・冷静にルールを順守して判断することになりますが、全てのことがルール化されているわけではありません。

様々な状況に合わせて対応できるよう、あえて規則を曖昧にして記載しているケースもあります。

ただ、その解釈の幅を広げすぎてしまうと、過去事例と整合性が取れなかったり、そのあとの対応に困る(前例になってしまう)こともあります。

これらによって、社員には不公平感が生まれてしまうことがあるので、論理的に説明できると判断して拡大解釈を正当化する人にも向いていないです。

活かせる能力

人事の仕事は事務作業や人との調整だけではありません。

必ず活きるスキルを下記にまとめました。

人前に立つのが得意な人

文章を書くのが得意な人

共通項を見つけるのが得意な人

具体的に紹介していきます。

人前に立つのが得意な人

人事の仕事は裏方と思われがちですが、人前に立たなければいけない場面も多くあります

裏方として、全体をまとめる業務があるためです。

採用の説明会

社内イベントの司会

役員への説明やプレゼン

事実をわかりやすく端的に説明し、改善提案をする能力は人事にとっても非常に重要です。

文章を書くのが得意な人

人との関わりが多い人事業務ですが、文章を書く機会は多いです。

ルールの周知・徹底(社員向け)

規程の改定(役員への説明資料)

職員の面談記録等

誰に向けて書くかによって文章の内容・書き方は変える文章力は非常に重要です。

共通項を見つけるのが得意な人

人事業務の難しさと醍醐味は「正解がない仕事」であることです。

基本はルールに則った対応をしますが、様々な状況の判断基準となる共通項の抽出能力が活きます。

例えばコロナ渦において、通勤手当が定期代から実費精算へ移行したり、在宅勤務手当の支給をしたりという動きがありました。

課題:コロナ渦にあった手当を検討せよ

原資の検討(単純な追加支給は不可)

社員が満足感・公平感を感じるルールにする

事務手続きや管理業務が煩雑でないようにする

社会的な標準を参考にしつつ、組織や職員の様々な状況に合った単純なルールを作る、というようなスキルが活きます。

まとめ

人事の仕事は非常に難しいです。

理由は、規程や制度といった正解とされる基準がありつつ、対応ケースが千差万別で正解のない仕事だからです。

そのために、人事職には調整力と柔軟性のある対応が必須です。

一方で、人事職にはコレといった必須資格もないため、キャリア開始の敷居が低いことも特徴の一つです。

本記事で紹介した向いている人の特徴に当てはまるのであれば、ぜひチャレンジしてみてはいかがでしょうか。

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