テレビを壁掛けにしたいけれど、どのくらいの高さにすればいいんだろう
設置を業者に頼むと高いよね…自分で設置できるかな
そんな疑問にお答えします。
テレビを壁掛けにすると部屋がスッキリするだけでなく、地震の転倒のリスクも減らせて、テレビを見るテンションも上がります。
でも高さを間違えると首が痛くなったり、テレビが見にくくなるリスクがあるので、本記事では壁掛けテレビの最適な高さについてご紹介します。
本記事で分かること
- 一条工務店のテレビボードの寸法
- 壁掛け取付位置
- 施工時に注意する点
テレビの最適な高さは?
ずばり、一般的にテレビの壁掛けの高さは、床からテレビの中心までが「100cm」が基準となります。なぜかというと、この高さがどんな状態から見ても対応できる高さだからです。
テレビを見るシチュエーションは色々なパターンがあります。
- 床に座って見る
- 床に寝転がって見る
- ソファーに座って見る
- ソファーで寝転がって見る
- ダイニングで座って見る
- キッチンで立って見る
- ベットに横になって見る
一方で、テレビを見るときは、ソファーに座ったり、地べたに座ったり、時にはキッチンで作業をしながらニュースが目に入ることもあると思います。
そのため、テレビの高さは「床」・「ソファー」・「キッチン」から見える位置にテレビを配置したため、どの位置から見ても違和感のない高さにする必要があります。
姿勢による微調整
100cmを基準にして、立ったまま見る場合やソファーに座って見る場合は+10㎝、床に寝転がるなら‐10cmといったように微調整が必要です。
視聴距離による高さの調節
テレビの最適な視聴距離は、フルハイビジョンテレビの場合「画面の高さ×3倍」、4Kテレビの場合「画面の高さ×1.5倍」と言われています。
例えば55インチ(画面の高さは約70cm)なので、1m~2m離れた場所からテレビを見るのがちょうど良い、ということになります。
設置できるテレビの大きさは?
我が家が設置したテレビはパナソニックの55インチ(有機EL)です。
テレビ | VIERA TH-55FZ950 |
大きさ | 55インチ |
幅×高さ×奥行 | 1,228×774×300mm |
重量 | 22.0kg(本体のみ)、27.5kg(スタンドを含んだ重さ) |
これに対し、テレビの壁掛け金具は以下を選定しました。
- TVセッターアドバンス AR126Mサイズ(8.8kg)耐荷重30kg
壁掛け金具とテレビは適合しないケースがあるので、慎重に選定しましょう。
テレビボードの特徴(一条工務店)
一条工務店のテレビボードのテレビ接地面の大きさは以下の通りです。
場所 | 長さ |
可動部分の高さ | 42cm |
壁掛け面(高さ) | 117cm |
壁掛け面(幅) | 166cm |
壁掛け面の中央付近に穴が開いていて、そこから下へ配線が通せます。下へ配線を通したらビデオボードにあるBlu-rayやAVアンプ等と繋げます。
結果的に我が家はBlu-ray置きの天板からテレビの壁掛け金具の一番下の部分(曲線なので、最も下の位置に来る部分を指しています)までが29㎝になるように設置しました。
準備
さて、ここまで寸法を測ってきましたが、実際にどの高さに壁掛け金具をつければよいでしょうか。配線を通す穴は塞がずに、ちょうど良い高さになるよう壁掛け金具を取り付けなければいけません。
光の角度が重要
まだ考慮しなければいけないのが照明です。
壁掛けの最適な高さは、視聴位置(見る姿勢、テレビからの距離)だけでは決められません。
実は、テレビボードの中には照明がなく、ダウンライトにした場合、テレビ壁掛け接地面に影ができてしまうのです。
カップボートからダウンライトまでの距離を50センチとしたところ、テレビの壁掛け面に高さ22センチの影ができました。
この影がかからないようにするためには、テレビのサイズは60インチくらいにとどめておいたほうが良いように思えます。
結果、我が家では高さ94cm(フローリングからテレビの中心点までの高さ)としました。
最悪、影がかかってしまった場合の対策の一つとして、後付けで間接照明としてLEDを設置することも可能です。
まとめ(1人でDIYできる?)
筆者は一人で設置しようと思っていましたが、壁掛け金具が納品されて心はポッキーのように折れました。
1人では出来ません!!
一人じゃ絶対無理です。
まず、壁掛け金具が約9kgと、それだけで非常に重いです。
いくら電動ドリルとはいえ、これを一人で支えながら固定するのは不可能だと思います(慣れている方ならできるかもしれませんが)
結局筆者はテレビ壁掛けショップから壁掛け金具を購入し、同時に設置もしていただきました。
このショップ、非常にオススメです。
- かなり金具の種類が多く、どんなテレビにも対応できる
- DIYも推奨していて、非常に詳しく初心者向けに丁寧に解説してくれている
- 購入とセットで設置を依頼できる
値段だけ見ると高額ですが、失敗リスクゼロで、1人ではできない作業(子育て中の家族にはキツイ)を短時間で対応してくれるのは、確実に値段以上の価値があります。
筆者宅には2名でお越しいただき、2か所対応してもらいました。
照明からできる影をよけつつ、理由や説明などをしながら納得のいく高さに設置してくれて、HDDなども邪魔にならないように固定をしてくれるなど、丁寧な仕事をしてくれたのは非常に好感が持てました。
- 壁掛けDIYは1人では無理
- コタローは、床・ソファー・キッチンからテレビが見られるよう、床面からテレビの中心が94cmになるように設置
一条工務店の施主の中には一人でDIYできたという報告も多数ありますので、ぜひチャレンジも視野に入れてもいいと思います。
ただm電動ドライバーや専用ボルトを買わなければいけないので、購入費用と失敗リスクを考えて、プロにお願いするのも一つの選択肢です。