一条工務店のリュクスドレッサーはカッコよくてきれいなんだけど、使い勝手はどうなんだろう?
そんな疑問にお答えします。
リュクスドレッサーを2年使ってみて、気づいたメリット・デメリットをご紹介します。
本記事でわかること
リュクスドレッサーの使用感
リュクスドレッサーのメリット
リュクスドレッサーのデメリット
リュクスドレッサーを2年使ってみた感想
リュクスドレッサーを2年使ってみて思うことは、違う洗面台を選べばよかった、ということです。
後悔ポイントは3つあります。
自動水洗ではない
子どもの手洗いは惨劇
汚れがたまる
具体的に紹介します。
自動水洗ではない
洗面台に自動水栓と上部吐水機能は必須です。
理由は、衛生面と清掃面において生活の利便性に大きく影響するからです。
コロナ禍において帰宅後は、可能な限りどこも触らないで手洗いをしたいところです。
帰宅したら鍵はポチっとワンプッシュで開閉
ポーチから玄関、階段、リビングまで自動照明
洗面台の石鹸は自動吐出
しかし、石鹸で汚れを落とした後に蛇口をひねると、蛇口に石鹸が付きます。
蛇口をすすぐと水垢が付き、掃除が大変になります。
洗面台に自動水洗は必須だと思います。
子どもの手洗いは惨劇
子どもの手洗いは雑です。手洗い後はビシャビシャになります。
オートディスペンサー(写真左上のピンク)も利用しているものの、スマートな手洗いはできません。
さらに子どもは下記の手順で手洗いをします。
汚れた手で水栓レバーで吐水させる
洗った手で汚れた水栓レバーで水を止める
ビシャビシャ+しっかり手洗いをするには、自動水洗だけでなく、上部吐水も必須です。
ちなみにオートディスペンサーは、ミューズは高いので、下記を利用しています。安くてクオリティが高いのでキッチンと洗面に2台配置しています。
ディスペンサーを置くお皿まで付属しているので、コスパ良いです。
汚れがたまる
自動水洗+上部吐水でないと、水栓は汚れます。
水をかぶる+石鹸が付くので、水栓の可動部分に入り込み、固まります。
そのため、水栓の蛇口を上げ下げするときに、動かすとキュッキュと音がします。
洗面ボール自体は普通の作りなので、撥水コーティングを吹きかけて激落ちくんで軽く吹けば、10秒くらいでピカピカになります。
問題は水栓部分です。
リュクスドレッサーのスペック
リュクスドレッサーは標準仕様で、様々な大きさが選べます。
機能については一条工務店のWEBページを見ていただくのが一番わかりやすいので、ここではコスパに合うスペックかどうかをご紹介します。
最も収納力が高いタイプからコンパクトなシリーズまで標準仕様となると、どうしても最大の大きさを選びたくなりますが、選ぶには3つのポイントがあります。
洗面台の目的(洗面動線)
洗面動線(脱衣所の有無)
床面積とのコスパ比較
具体的に紹介します。
洗面台の目的(洗面動線)
洗面台に何を求めるかによって、洗面台の大きさが変わります。
手洗い・洗顔・歯磨き
漬け置き洗い
収納
手洗い・洗顔・歯磨きが目的であれば、浴室近くに配置する必要がなくなり、両サイドの収納は不要になります。
漬け置き洗いは風呂場でできるので、洗面台を使わなくても可能です。
洗濯洗剤などの収納がどれだけ必要なのか、洗濯機にラックを配置すれば洗面台の収納は必要ないのかを考え、大きさを検討しましょう。
洗濯ラックがあれば、洗面台に収納力を求める必要性が下がります。
洗面動線(脱衣所の有無)
注文住宅で最も特徴的なメリットとしては独立脱衣所を作れる、ということです。
独立脱衣所を作ることで、浴室を使っているときにでもほかの家族が洗面台を使うことが可能になるだけでなく、動線を意識した配置が可能です。
帰宅動線、就寝・起床動線上に洗面台を配置すると、生活が非常に便利になります。
床面積とのコスパ比較
最大の洗面台は90〜210の幅があるので、床面積のコストに影響します。
大きさ | マス | 占有床面積 |
最大 | 2.5マス | 2㎡ |
最小 | 1マス | 0.8㎡ |
最大1.2㎡の差があり、床面積単価を20万円/㎡とすると、24万円の差額に相当します。
小さい洗面台にすることで、洋服を収納するクローゼットを配置したり、ランドリールームの一部としたりと、様々な使い道があります。
どの大きさも同じ値段と思うと収納力の高いタイプを選びがちです。
標準仕様のお得感に騙されないように、使う目的に応じた大きさを選ぶようにしましょう。
リュクスドレッサーのメリット
ここまでリュクスドレッサーのデメリットをご紹介してきましたが、もちろん良いところもあります。
子ども目線
収納力がすごい
具体的に紹介します。
子ども目線
リュクスドレッサーのメリットはキッズミラーです。
子どもの目線で鏡があるので、歯を見ながら歯磨きすることができます。
下記の写真は小学2年生、身長120~130cmの視線であり、踏み台に乗った3歳児の視線の高さでもあります。
収納力がすごい
リュクスドレッサーの一番の魅力は収納力です。サイドの収納は2種類あります。
高さに注意は必要(洗剤の引き出し上部は23㎝まで)ですが、引き出しタイプで取り出しやすいです。
地震の時にオートロックなのも安心です。
一方で衣類を入れるカゴは取り出しにくいです。結果として我が家ではあまり使わないものを収納し、衣類はクローゼットを利用しています。
選ぶべきだった洗面台
収納力があるものの、上部吐水・自動水洗でない洗面台を選んだことは大きな後悔ポイントになりました。
これから洗面台を選ぶ場合は、必ず上部吐水・自動水洗を付けた方が良いです。
我が家が購入したタイミングでは、オプションのL.C.(エルシィ)しかありませんでした。
エルシィのメリット
エルシーはリクシルの商品なので、洗面の便利さが詰め込まれています。
キレイアップ水栓(上部吐水)
(自動水洗) タッチレス水栓
(お湯がすぐ暖かい) 即湯水栓
(ホテルのような贅沢さ) 一面鏡が選択可能
トールキャビネット(収納)
一面鏡にすることで、裏の収納がなくなります。
すると、洗面台の空間が格段に広くなります。ホテル等は一面鏡にしているところが多く、この空間がとても贅沢です。
今ならグレイスドレッサーを選べる
2年前にはラインナップされていなかったのですが、今ならグレイスドレッサーが選べます。
グレイスドレッサーのメリットは下記のとおりです。
上部吐水
ミラー内の収納がマグネット対応
上部キャビネットがダウンウォール仕様に
そのほかにもメリットはありますが、耐震ロックやソフトクロージング機能はリュクスドレッサーと同じ部分もあります。
グレイスドレッサーのデメリット
自動水洗を選べないのが惜しい
3面鏡か4面鏡の選択のみで、1面鏡が選べないのはデメリットです。
洗面台の交換は費用が高い
後悔しすぎて洗面台を交換しようと見積もりを取ってみました。
自動水洗に変更:9万円(カクダイ 713-401(リチウム電池式))
エルシーに入替:20万円
8年後の洗面台入れ替えの際には絶対に自動水洗+上部吐水にしたいと思っています。