新築の外構工事は格安に済ませたいけど、失敗ポイントはどこにあるのかな?
家の周りに水たまりを作らないためには、どのように水勾配をとればいいのかな?
こんな悩みを解決します。
※犬走とは…家の周りをぐるりと取り囲むように設けられた幅数十cm程度の細長い通路
本記事の内容
外構を格安でも成功させるポイント
水たまりのデメリット
水勾配を成功させる工夫
無難な外構でいいと工夫をしなかった結果、新築2年で再外構工事を行った筆者が、同じような失敗をする人が減れば良いなという思いで執筆しています。
水勾配を工夫した点も記載していますので、ぜひご覧ください。
外構失敗のポイントは水勾配にあった
特にオシャレにする必要ないし、こだわらなくていいや…
費用を抑えた外構工事を実施した結果、水はけが悪くなりました。
失敗の原因は3つありました。
外構はこだわらなければ、特に工夫する余地はないという認識
外構の対象はポーチやフェンス、駐車場、郵便くらいしか思いつかない
外構の優良業者は入居後の生活も考えて設計提案してくれるだろうという認識
外構工事を格安にしようとすると、周囲から見えにくい犬走りを簡素化するケースがありますが、犬走りほど水勾配を施工しておく必要があります。
外構失敗の原因は水はけの悪さにあった
水勾配をしっかり取っおかないと、新築一年で下記の問題が発生します。
水はけが悪いと、コケやカビが生えて掃除が大変
水はけが悪いと、蚊が発生して大変、隣家へも迷惑
水はけが悪いと、滑って危険
コケやカビが生えて掃除が大変
新築に入居後、キレイを保つために一生懸命掃除…なんて嫌ですよね。
できることなら楽してキレイを保てるようにしたいです。
しかし、水勾配を施工しないと、1年でコケやカビが生えてきます。
犬走りだけでなく、北側の駐車場も日陰になりやすいためです。
格安にしようと、固まる砂を利用すると、表面がザラザラになって、掃除が非常に大変になります。
蚊が発生して大変、隣家へも迷惑
水はけが悪く、水が溜まった場所から蚊が発生します。
蚊は、1回に多ければ200個程度の卵を産み、早ければ3日ほどで成虫になるため、水たまりができないようにする必要があります。
蚊は伝染病も運ぶので、自分が被害者になるだけでなく、隣家へ加害の原因にもなってしまいます。
蚊を発生は、あなたが被害者にも加害者にもなりうるため、水はけの対策は必須です。
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水勾配の工夫で失敗を回避できる
水はけ・排水計画には3つのポイントがあります。
素材
水勾配
スリット
素材はコンクリート
駐車場や犬走りの施工は素材の選択肢がありますが、コンクリートをオススメします。
それぞれのデメリットは下記のとおりです。
素材 | デメリット |
コンクリート | 廃棄が大変 |
透水性ブロック | 価格が高い、ゴミなどで目詰まりし、透水しなくなる |
砂利 | 猫が糞をする、タイヤを痛める |
固まる砂 | 勾配を施工できない、掃除しにくい |
格安の固まる砂は勾配が施工できないので、下記のように水たまりができ、蚊の発生に繋がります。
トータルで見るとコンクリートがベストです。
水勾配は2方向へ
通常、水勾配は2%です。さらに、水勾配は2方向する必要があります。
1方向では水の量が少ないと流れきれずにとどまってしまうケースがあるからです。
駐車場も全面だけでなく側面にも勾配をとれると水が分散されますが、その先には水が地面に浸透する場所が必要です。
スリットは必須
スリットは複数のメリットがあります。
水はけ
コンクリート代の節約
オシャレ
水勾配をとっても土に浸透する部分が必要です。
追加のポイントが、猫の糞に悩まされないよう、猫の腕が入らない程度のスリットにすることをオススメします。
そうすることで水は流れ、害虫対策になり、猫の糞に悩まされることにも対応できます。
まとめ|外構を失敗しない3つの方法
新築の外構工事は時間と体力との戦いでもあります。
その中で入居後の生活を楽にする設計をするポイントを3つにまとめました。
犬走りや駐車場の水はけが重要
水勾配は2方向
スリットをつける
通常、外構業者は丁寧に施工することをアピールしていますが、施主が生活しやすい施工を提案できる外構業者を選ぶ必要があります。
猫の糞に困っているんですが、砂利にしない、という以外に対策は無いかな…
皆さん困っているけど、対策はないんですよ。コンクリートだって猫は糞をしますし。
こんな業者では困ってしまいます。
後悔しない外構は設計できるのか?
答えはYESです。
その方法はこちらのページに隠されています。
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