一条工務店の進化系

外構で新築を失敗しないために絶対必要な3つの「排水(水はけ)対策」

新築の間取りを決め、オプションを決め、ようやく建築といったときに外構工事の見積もりが始まります。

外構工事を予算内に納めようとするとき、絶対に外せない内容は何かを悩んでいませんか?

実は外構工事には、あまり大事にされないけれども極めて重要なポイントがあり、そこをしっかり押さえると長期的に外構を清潔に保つことができます。

この記事では、筆者が新築を建てた際に外構工事をし、住んでみたからこそわかった外構工事の重大なポイントである「水対策」についてご紹介します。

この記事を読むと、予算に関係なく、「機能面」として満足のいく外構工事ができますので、是非ご覧ください。

外構工事で最も重要な「水」対策

外構の最も重要なポイントは3つの「水対策」です。

  1. 水勾配
  2. 家の裏道
  3. エアコンの排水

もしもこの3つの水対策をしないと、夏は蚊をはじめとする害虫に悩まされ、すぐに苔等が生え、メンテナンスが大変に外構になる可能性が高いです。

外構というと、オシャレなポーチやアプローチ、植樹、駐車場やカーポート、フェンスや門柱、ウッドデッキを思い浮かべると思います。

もちろんそれらも重要ですが、見た目よりも機能=健康のほうが100倍重要です。

水たまりの害

水はけが悪いと、コケやカビの原因になったり、害虫が湧きます。冬であれば氷になり、滑って転倒、なんて危険性も出てきます。おそらく新築に転居した時には「健康」に暮らすことは誰でも一つのテーマになっているはずです。しかしながら、自宅周辺で水たまりがあると、健康になれるはずがありません。

害虫の繁殖

蚊の対策は、水たまり対策が最も重要です。

  • 古いバケツやタイヤなど水のたまった容器
  • ポイ捨てされた空き缶、空き瓶
  • 放置された子供の遊具
  • 園芸用の植木鉢の受け皿、ジョウロ
  • 側溝や雨どいの詰まり

外溝の水はけが悪いと害虫が発生しますし、もし近隣住民から苦情があったら目も当てられません。

成虫は、1回に数十個から200個くらいの卵を産み、水中で1日から2日でふ化することもあります。もし水たまりができるようであれば、十分に蚊の発生源になります。

外構計画で水たまりを作らないようにする」一番の目的は害虫対策です。

コケ・カビの繁殖

水たまりは雑菌の温床になるため、ニオイやアレルギーの元になる場合もあります。自宅でこんなものを繁殖させたくはありません。

加えてコケが生えてしまうと滑りやすくなるため、特にお年寄りや小さな子どもは転倒の危険性もあります。

水勾配

外構には排水対策は勾配の2つのパターンがあります。しかし、断言します。「両方を選択するべき」です。

  • 外構に勾配をつけずに溝を作ることで排水を行う
  • 外構に勾配をつけて排水を行う

駐車場に勾配をつけるのは常識的になっています。結論、2%」の勾配がベストです。奥行5mの駐車場に対して10cm程度の高低差ができます。

勾配をつけすぎると、奥に物置や駐輪場を設置する際、土台が高くなり、すべての材料費に影響し、自転車が倒れやすかったりしますので、勾配をつけすぎるのは望ましくありません。

ただ、外構は駐車場だけじゃないんです。家の周りには排水桝が多くあり、外構工事をする必要があります。その時、排水桝の高さ(レベル)は下げる(切る)ことはできても上げることはできないので、外構業者に「勾配をとること」をしっかり伝える必要があります。

下手をすると以下の写真のように、排水桝のところに水たまりができますので、要注意です。

家の裏道

冒頭でお伝えした通り、外構はどうしても「オシャレ」が優先されがちな場所です。家の裏道なんかは人から見えないので、最も安く済ませようとする場所ではないでしょうか。

しかし、排水で最も難しいのが家の裏道なのです。なぜならば家の裏道は、確実に日当たりが悪いからです。日当たりが悪いと水が蒸発せず、水たまりが残る可能性が高くなります。

最も手をかける必要がないと思われる家の裏側こそ落とし穴であり、しっかり計画を立てることが重要です。

オススメは透水性の材料を使ったうえで勾配を作り、加えて、細い排水溝を作ることです。

透水性の材料は様々です。価格が高いですが、ドライテックという施工方法もあれば、透水ブロックを並べるという方法もあります。

しかし、実はこの透水ブロックも懸念点があります。水が通る穴がゴミや汚れで詰まる可能性があるということです。詰まってしまうと当然、水はけが悪くなりますので、交換できるような施工をしておくことが望ましいです。

透水ブロックを敷き詰めてしまうと、外すのが非常に大変です。しかも一度外してしまうと隙間ができてしまいます。

そこで、防草シートを引いた上に、透水ブロックで施工する際、排水を目的とした細い溝を作っておくのです。

透水ブロックの価格が高くて見送る場合は、コンクリートや防草シート+固まる砂にする場合も、排水を目的とした細い溝を作っておくと、排水の保険ができます。

もちろん、外構業者には可能な限り「勾配」をとるように指示をしてください。

  • 透水素材
  • 排水の溝
  • 勾配

これらにより3つの対策により、日当たりが非常に悪い家の裏であっても水たまりができず、害虫やコケ・カビに悩まされない外構にすることができます。

コタローは防草シート+固まる砂で施工したところ、以下の写真の通り、惨劇が起こりました。

水を排水溝に流すことも検討しましたが、砂利や砂が入ると排水溝が詰まります。そのため、追加料金で細い溝を作りました。そのため、初めから細い溝を作っておくことをオススメします。

単純に、「家の裏なら防草シートを引いて砂利を引いとけばいいんじゃない?」と思われるかもしれませんが、猫の糞対策に加え、防草シートは数年後に草が生えてきます。膨大な砂利の下に改めて防草シートを引きなおすのは、個人ではほぼ不可能です。

エアコンの排水

夏、街中を歩いていると、「なんでこんな道端が濡れているんだろう?」と思うことはありませんか?

特にラーメン屋の前が濡れている光景をよく見ます。この水は、実は「エアコンの排水」なんです。

飲食店の方は自分の家ではないので害虫が発生してもそんなに気にしないケースもあると思いますが、家の前がビシャビシャだと、特に夏、害虫にとっては絶好の水飲み場になります。

特に一条工務店などで高気密高断熱住宅を建築し、全館冷房を実施している住宅は、1日のエアコンの除湿量(排水量)は30ℓ以上になります。

いくら夏でも乾きません。

ドレン管 全館冷房 除湿 DIY

建築後に問題に気づいたため、エアコンの排水を排水桝に流し込むようにしてみましたが、1日30ℓの排水を地面に浸透することは不可能でした。

水栓の下は砂利がありますが、その下は地面に直通です。1日30ℓの除湿による排水は、水栓を溢れさせました。

まとめ

外構計画で重要なのは「排水(水はけ)対策」です。

地面(駐車場や駐輪場、裏道)には3つのポイントを抑えて施工しましょう!

  • 透水性のある材料を使う
  • 勾配を作る(2%)
  • 細い溝を作る(排水の保険)
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