食事

冬にプチ贅沢!晩白柚がメッチャ美味しい!

寒い冬でも「果物(フルーツ)食べたいなぁ」と思ったあなたへ、冬が旬の果物の中でもオススメの「晩白柚」をご紹介します。

冬に旬の果物はイチゴ、柿、キウイ、・リンゴなどがありますが、圧倒的に「柑橘系」の果物の種類が多いことをご存じでしょうか?

ご褒美的な贅沢という位置づけで筆者も毎年1回は食べていますがメチャクチャおいしくです。

冬に柑橘系と聞くとすぐに思いつくのが「みかん」です。冬はコタツにみかんですよね。わかります。

冬にミカンの風習は、戦後の食糧難が落ち着き、米に代わる作物としてミカンがつくられるようになったため、1960年ごろからの風習ですが、こたつの起源は室町時代まで遡るものの、意外と歴史は浅いですね。

それでも昔からの風習に感じるの祖父母との思い出だからでしょうか。

想いでも大切にしつつ、新しい体験、柑橘類の王様ともいわれる「晩白柚」をご紹介します。をご紹介します。

晩白柚の特徴

晩白柚は、こんな特徴があります。

  • 柑橘類の中で最大級の大きさ
  • すっきりとした甘さ
  • 果汁は少なくベチャベチャしてない
  • クッとした触感最高

1930年に台湾から鹿児島県に伝わり、熊本県八代地方に根付いた晩白柚は、日本の収穫の約97%が熊本県の産地となっています。

この柑橘類 最大級の晩白柚は、表皮の内側に柔らかい綿のような部分が厚いのですが、それでも果実は非常に大きいです。

筆者のように皮むきが趣味の場合非常にむき甲斐があります。大きいですし、果汁も少ないので綺麗に剥きやすく、皮むきマニアとしては最高の素材です。

むいた果実は、クセがなくさっぱりしていて、粒の中に入っているか実はジューシーで、大きいだけあってザクっという歯触りは他では味わえないです。

スーパーでは2,000円前後で売られていることが多いと思いますが、インターネットでは贈答用として、非常にきれいにラッピングまでされているので、スーパーで買うよりは若干値段が高くなっているケースが多いです。

新宿高野のタカノフルーツバーでも食べ放題ラインナップに並んでいました(時期限定)

晩白柚の効果

実は晩白柚はただ美味しいだけではないのです。

  • 柑橘類は疫学調査でも健康維持食材の評価が高い
  • 体内に糖質が吸収されるのが遅くて食後に血糖値が急上昇しない「低GI食品」
  • 柑橘類には抗がん作用があることや、多く摂取することで胃がんや口腔がん、食道がんなどのリスクを減らすことができる
  • 香りの良さやリラックス効果が期待される
  • 果実に含まれるクエン酸やミネラルが不安感を軽減し、気分を安定させてくれる
  • 晩白柚(ばんぺいゆ)に含まれているクエン酸は体内の酸性物質を減少させ、疲労回復と血をきれいにする働きがある。

大きさは1房がiPhoneよりも大きいです。

<ジャムにする場合>

ジョウノウ(果肉の粒を包んでいる房)に多く含まれているペクチンは整腸作用があり、便秘やお腹を壊しているときに効果があります。

同じくジョウノウにはナリンギン(ビタミンPの一種)が含まれており、これがビタミンCと協力し、血液をサラサラにして血管を強くする効果もあります。

<皮の活用>

・凄く美味しそうな砂糖漬け(砂糖煮)
http://www.ja-yatsushiro.or.jp/info/recipe/recipe-other_006.htm

・ジャム
https://cookpad.com/search/%E3%81%B0%E3%82%93%E3%81%BA%E3%81%84%E3%82%86%20%E7%9A%AE%20%E3%82%B8%E3%83%A3%E3%83%A0

・サワーに利用したり、ゼリーにしたり、という方法もあります。

なんでもそうですが、身体に良いからと言って食べ過ぎても良くないですし、果実を食べるだけなら良いですが、果汁だけのジュースになると低GIと言えなくなりますもし、何か持病がある場合は、必ずかかりつけの医師に確認をしてください

晩白柚と文旦の違い

一言でいうと、同じブンタン類なので、「品種の違い」ということになります。

果物のうち、大きく分けて柑橘属があり、柑橘属の中にブンタン類やグレープフルーツ類、みかん類があります。

晩白柚や文旦は、ブンタン類の中の品種の違いということになります。

  • 河内晩柑(熊本県中心、柔軟多汁でジューシー)
  • 土佐文旦(高知、甘みと酸味のバランスが良い)
  • 水晶文旦(高知、タネが少なく糖度が高い)
  • 安政柑(広島、愛媛、多汁で酸味は少ない)
  • 阿久根文旦(鹿児島、糖度が低く酸味が強い)
  • 晩白柚

あなたの好きなタイプのブンタンを選ぶのも良いと思います。(左が文旦)

晩白柚の一番美味しい時期

晩白柚の収穫は12月頃から始まり、収穫後、2週間ほどビニールハウスで追熟させ、色だしと酸味抜きをして出荷されます。食べ頃の旬は1月から3月です。

どこでも売っているわけではないですが、みかんとは違う醍醐味をぜひ味わってみてください!!